動けない ページ27
台湾で、初日最後の仕事を終えて、ホテルの部屋に着いた。
あー・・・疲れた・・・。
朝から、社長室に呼ばれたりして、1日がすごく長かった。
ベッドに吸い寄せられるように倒れこんで、目を閉じる。
“一緒になるってこと”
ふと、イトゥクに言われた言葉を思い出して、貰ったネックレスに触れる。
これってやっぱり、結婚・・・って意味だよね。
社長は何て言ったんだろう・・・。
―――ｺﾝｺﾝｺﾝ
『A、起きてるー?』
ドアをノックする音と、私を小さく呼ぶ声が聞こえて、ふと我に返る。
・・イトゥクがこれを社長に言った時にその場にいた人が、ここにいるじゃない!!
A『ドンヘ。教えてほしいんだけど』
ドアを開けるなりそう言った私を、ドンヘが驚いた顔で見てる。
ﾄﾞﾝﾍ『何?・・・明日朝イチで俺だけコメント撮りがあるから、俺が中国語教えてほしいんだけど・・』
2秒しーんとして、必死すぎた自分と、驚きすぎのドンヘがおかしくて、笑えてきた。
A『ごめん。入って(笑)』
ﾄﾞﾝﾍ『・・お邪魔します(笑)』
疲れてる中、わざわざ勉強しに来たドンヘをますます疲れさせるわけにはいかないよね。
ドンヘが用意したコメントはすごく良く出来ていて、ほとんど直すところもない感じ。
A『ほんとに上達したね。こんな短期間で、エラい!!』
ﾄﾞﾝﾍ『褒められたー』
A『お疲れ様。おやすみ』
部屋に戻るかと思ったドンヘが、そのまま私の部屋のベッドに寝転がる。
A『こら。自分の部屋で寝なさい(笑)』
ﾄﾞﾝﾍ『・・俺に教えてほしいことって、社長とヒョンが何を話したかじゃないの?』
・・・やっぱりさっきの変な必死さ、伝わっちゃったよね。
ベッドをぽんぽん叩いて座るように促されて、ドンヘが寝転んでる隣に座る。
A『・・イトゥクが社長に、私が辞めるようなことがあるなら、無理にでも一緒にいられる方法を選ぶって言ったんでしょ?』
ﾄﾞﾝﾍ『うん』
A『それに対して社長、なんて言ったのかなって思って・・』
ﾄﾞﾝﾍ『笑ってたよ』
・・笑ってた?
ﾄﾞﾝﾍ『ヒョンが、E.L.Fを無視してそんなこと出来るわけないって笑ってた』
そっか・・社長はイトゥクのこと、よく分かってるなぁ。
なんか脱力して私も寝転がったら、急にドンヘの腕に包まれた。
・・・動けない。
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かえぴー(プロフ) - コメント失礼致します！part12のパスワード教えて頂きたいです！ (2020年8月26日 11時) (
レス) id: 144fba6750 (このIDを非表示/違反報告)
ひらり(プロフ) - aquaさん» 返信が遅くなりすみません。メッセージ送らせていただきましたので、ご確認お願いします！ (2019年6月15日 17時) (レス) id: fc678f4861 (このIDを非表示/違反報告)
aqua(プロフ) - 初コメ失礼します! 12話のパスワード知りたいです！！ (2019年6月1日 2時) (レス) id: 99eb1a0052 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - もうすぐギュッたんが帰ってきますね。完全体のSJが見たいですね。ハン様の近況はたまに見れるけどやっぱりヒニムのそばで笑うハン様が見たいです。 (2019年1月16日 6時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
ひらり(プロフ) - 慧さん» お久しぶりです^^*コメントありがとうございます。個別にメッセージ送りましたので、よろしくお願いします。 (2019年1月16日 5時) (レス) id: 58419b658d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひらり | 作成日時：2011年9月22日 9時
