ハートに1番近い場所 ページ13
イトゥクが私に好きだって言った場所は・・玄関?
インターホンが鳴ってドアを開けたら、チョコビを持ったイトゥクがいたんだよね。
玄関に行くと、シューズボックスの上に、またメモ。
“風邪ひくから、まずは髪の毛を乾かしなさい。そしたら僕を呼んで”
・・なんだそれ(笑)
とりあえず洗面所へ行って、髪の毛を乾かす。
A『ジョンスー。乾かしたよー』
メモの通り声をかけると、バスルームのドアが開いて、イトゥクが顔を出す。
ｲﾄｩｸ『はい。のぼせる前に見つけてね』
渡されたのは、すごいビショビショのメモ。
A『読めない(笑)』
ｲﾄｩｸ『濡れちゃった(笑)がんばって』
んーと・・僕の・・朝の・・楽しみは?、かな。
イトゥクの朝の楽しみ・・・あ、紅茶?最近自分で好きなフレーバーティーを選んでるし。
キッチンに行って、紅茶の缶が並んでる棚を見るけど、何もない。
あれ?違ったかな・・・あっ!!こっちにあった。
イトゥクが気に入って使ってるティーカップの中に、メモ。
“僕が一番好きなAの下着は?”
・・・そんなの知らない(笑)
寝室に行って下着が入ってる引きだしを開けると、白い下着の上に、メモ。
ふーん。この下着が好きなんだ(笑)覚えておこう・・
“僕たちの、1番最初の記念写真は？”
これは簡単。壁のボードに貼ってある写真でしょ・・あれ?何もない・・。
と思ったら、写真の後ろに、メモ発見。細かいなぁ。
“Aのハートに1番近い場所に、僕がいるよ”
・・・私のハートに1番近い場所?
思わず部屋着の下を覗き込んだけど、当然そこには私の身体があるだけ。
A『私のハート・・』
ぽんぽんと胸をたたいた時に、ほんの少しの違和感に気付いた。
A『あ・・・』
部屋着の胸ポケットの中から、ネックレス。
ピンクゴールドで形取られたハートの中に、揺れるダイヤが1つ。
キレイ。
・・・見惚れてる場合じゃないんだった。
私は、急いで買ってきたパジャマに着替えて、イトゥクの分をそっと洗面所に置く。
そして、ネックレスをつける。
私のハートの中に、キラキラのイトゥクがいるみたいで、嬉しい。
嬉しくて何回も何回も、鏡でネックレスを確認しながら、本当は今すぐにでも抱きつきたいのを我慢して、リビングで彼を待つ。
どうしよう。もう顔のニヤニヤが抑えられないくらい、幸せすぎる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 314人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かえぴー(プロフ) - コメント失礼致します！part12のパスワード教えて頂きたいです！ (2020年8月26日 11時) (
レス) id: 144fba6750 (このIDを非表示/違反報告)
ひらり(プロフ) - aquaさん» 返信が遅くなりすみません。メッセージ送らせていただきましたので、ご確認お願いします！ (2019年6月15日 17時) (レス) id: fc678f4861 (このIDを非表示/違反報告)
aqua(プロフ) - 初コメ失礼します! 12話のパスワード知りたいです！！ (2019年6月1日 2時) (レス) id: 99eb1a0052 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - もうすぐギュッたんが帰ってきますね。完全体のSJが見たいですね。ハン様の近況はたまに見れるけどやっぱりヒニムのそばで笑うハン様が見たいです。 (2019年1月16日 6時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
ひらり(プロフ) - 慧さん» お久しぶりです^^*コメントありがとうございます。個別にメッセージ送りましたので、よろしくお願いします。 (2019年1月16日 5時) (レス) id: 58419b658d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひらり | 作成日時：2011年9月22日 9時
