口説かないと出られない部屋 ページ11
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美月様リクエスト！ありがとうございます！
｢ちっ、くそ、面倒くせェな｣
｢は、なら諦めればいい｣
レティのその台詞にまた舌打ちをしたのは、ビックマム海賊団のクラッカーだ。
難しいお題に悪戦苦闘していて、首の裏をがりがりと搔いた。
"口説かないと出られない部屋"
普段の彼女を口説くだけでも難易度が高い。
なのに、今の彼女は何故か、
｢…一々舌打ちするのやめて。うざい｣
いつも以上に辛辣で、思ったことを全部口に出しているような、そんな感じだ。
ここに来る前に何かがあって不機嫌なのか、ここに来たことによって不機嫌になっているのかは分からないが
こちらを睨みつけてくる女王様のような見下した視線に、ずくりと、腹の奥が疼いた。
｢てめェは、｣
｢っは、？｣
喋りながら、するり。自分の足を撫でてくるクラッカーに心底不快そうな顔をする。
このまま蹴ろうと思えばできるのだが、なにか反応してやるのも癪に障る。
そんな考えが働いたのか、レティは、ソファの肘掛に頬杖をついてそのまま自分に跪いているクラッカーを眺めた。
｢何をそんなに不機嫌なんだ｣
小さく笑い声を漏らしながら言う彼に怪訝そうに眉を寄せれば、
流れるような仕草で脛の辺りに唇を落とされ、そのまま歯を立てられそうになったのに気付いた瞬間、足を振った。
飛んできた蹴りを華麗に避けたクラッカーはまた楽しそうに笑う。
｢くくっ、顔真っ赤だぜ、女王サマ？｣
｢…女王サマに噛み付こうとするなんて躾がなってない｣
｢生憎育ちが悪ィもんでな｣
その余裕ぶった返答に苛立ったのか、また足を振る。
当然の如く避けられ、そこにあった机は粉々になった。
本格的な戦闘が始まりそうになった時、漸く扉が開いているのに気がついたのか、レティは魔法を使おうと出した杖を直す。
そのまま無言で帰っていこうとする彼女に1つ溜息を零して。
｢ご機嫌取りなんざできるわけねェだろ｣
小さく、呆れたように呟いた彼の言葉は、白い空間に広がった。
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ロロ(プロフ) - 取り合いしないと出られない部屋でゾロさんとサンジさんをお願いします🙇♀️⤵️ (2022年10月9日 12時) (
レス) id: 9b9224080b (このIDを非表示/違反報告)
お菊推し(プロフ) - リクエストなんですけど赤鞘九人男に取り合いされないと出られないって出来ますか？それと頬にキスしないと出られない部屋お願いします！赤鞘九人男です (2022年9月6日 4時) (レス) id: c04714e485 (このIDを非表示/違反報告)
レッド・ムーン - リクエストで、ハルタに本気で告白しないと出られない部屋でよろしくお願いします (2022年9月4日 20時) (レス) id: c7e5dae3f5 (このIDを非表示/違反報告)
ネコネコ(プロフ) - リクエストで、クザンに襲われないと出られない部屋よろしくお願いします！ (2022年7月25日 20時) (レス) @page30 id: 7782e48bcb (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 寿 ライラさん» おっ！私もそれ思ったー！私もライラさんと同意見です！お願いします！！ (2020年7月17日 20時) (レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2018年4月23日 23時
