魚人島>>6 ページ8
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サッチと一緒に街に降りたリアンが最初に見たのは、海賊が人魚を攫っている所
目の前でどけ！なんて喚き散らしながら武器を向けてくるそいつ等に
取り敢えずサッチを白ひげと元に行かせ、凍てつくような視線を向けたリアンは、木葉に手を添える
彼等が構えた瞬間
どくんっ。
辺りを覆う、圧倒的な覇気に、人魚を抱えていた男達はバタバタと倒れた
｢俺のダチの国なんだ。…やめて、くれるよな？｣
人魚を抱えていなかった者だけ残されて、微笑をたたえたその言葉に震え上がる
離された人魚達は島民が保護し、リアンは気配を探る
見知った強い気配のある方に顔を向ければ、薙刀を奮うのが見え、口角を上げた
モビー・ディックに乗った瞬間にマントは取っぱらっていて、袖から煙管を取り出したリアンは、煙を蒸かしながら其方へ足を進める
｢マルコ｣
｢あ？…あァリアンか｣
｢ンだそれ。俺じゃ悪いかよ｣
｢そーゆー意味で言ったんじゃねェよい｣
｢くくっ、わァってるよ｣
海賊を倒して、攫われかけている奴らを助ける
喋りながらソレを繰り返していたリアン等がそこまで話した時
"この島は俺のナワバリにする!!!"
あァ、なんて偉大な男だ。リアンは目を細めて、白ひげの元へと近寄った
｢オーヤージ、｣
｢グララ…リアン、帰ってきて最初にマルコのとこに行くなんざ妬けるじゃねェか｣
｢あっははは！バレてらァ！まぁ、俺が1番好きなのは親父だぜ？｣
｢あァ、知ってる｣
ひひっ。子供のように、無邪気に笑ったリアンを持ち上げた白ひげは彼女を腕に乗せたままに竜宮城へ足を進める
それを見た彼の息子達は呆れたような顔をしてから旗を立て、次第にバラけて各々魚人島を満喫する
｢あー！姐さんズリぃ!!!｣
そんな声を上げたのはサッチで、隣に居たイゾウは迷惑そうな顔をする
とんでもなく大きな声だったからだろう
いいだろ。とでも言うようにべーっと舌を出したリアンに、白ひげは笑って、サッチはくそっ、可愛いっ。と、普通にシスコンを発揮する
お前羨ましがってたんじゃねェのかよ。というのは今更だから誰も言わない
笑い合う白ひげとリアンを眺める彼等は、結局、皆2人が大好きだった
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akithin.(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2020年6月6日 17時) (
レス) id: 58267e955c (このIDを非表示/違反報告)
靜藍(プロフ) - そうなんですね！！良かったです！不老姉弟大好きです！楽しみに待ってます(^^) (2020年4月3日 1時) (レス) id: 114c5f5474 (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - 靜藍さん» まだ完結しておりません……！！！面白いと言って頂けて光栄です……ノロマ更新ですが、これからもお願いします……!!!! (2020年4月3日 0時) (レス) id: b0e899b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
靜藍(プロフ) - すごい面白いです！この小説続きはないんでしょうか…？ (2020年3月23日 0時) (レス) id: 114c5f5474 (このIDを非表示/違反報告)
動物大好き - よかった!!!!でも、油断は禁物ですよ！しかしこれで夜も安心して眠れます！ (2018年7月11日 18時) (レス) id: c75e63e926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2018年4月19日 19時
