第四話 乗船 ページ5
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｢がははっ！リアン、お前やっぱ面白ェな!!｣
『うっせー！残りどうしよ…』
正直食いたくねェけど
｢そこは男気だろ！ガッと行け！ガッと！｣
酒かよ、グッといけみたいに言うな
｢ロジャー船長、これ何の実か知ってるんですか？｣
シャンクスが船長さんに聞いて、俺も釣られて見上げれば、凄い笑顔で首を振った
いや知らねェのかよ
取り敢えず、食べ残しは行儀悪いし、根性だ
残りを全部口に入れて、咀嚼する
あァ、吐きそう
皮を投げ捨てて口を抑えて蹲る
必死に飲み込んで、おえ、と唸っていれば目の前に水が差し出された
見上げれば金髪で眼鏡かけてるイケメンさんがいた
『え、あ、俺に？』
｢あァ、取り敢えず飲んだ方がいい｣
コップを受け取って、じっと見つめてから一気に飲み干す
あ、ちょっとだけマシになった
ふぅ、と息をついてから立ち上がり、金髪さんを見上げた
『ありがとう、助かった』
｢私はシルバーズ・レイリーというものだ。副船長をやっている｣
『はぁ、そりゃどーも、リアンです』
そうこうしてる間にコックさんとハリーが戻ってきた
なんか凄い仲良くなってる
｢おうリアン！お前この人達の船に乗せてもらったちゃどうだ？｣
ハリーよ
取引どうこう言い始めたのてめェだろうがよ
『いや、俺家に帰んなきゃだし』
｢そういや家ってどこだ？｣
『日本だけど、』
｢にほん？｣
おい待て
日本語喋ってるんだからお前らも日本人だろ？
名前は外国っぽいけど
『いや、東アジアにある、』
｢あじあ？｣
は？
…そういえば
シャンクスって名前聞いたことあるな
あと、ロジャーってのも
何だっけ
｢リアン、お前ほんとにどこから来た？｣
ハリーの言葉に、考え込んでいた意識を引き戻されて顔を上げる
そこでやっと、俺は気付いたら海の上だった事を説明した
半信半疑というような顔で聞いていた彼らは、何故か信じてくれるようで
｢がははは！なら尚更勧誘するしかねェな！｣
『何でだよ』
｢商船よりも、海賊の方が色々な場所が見て回れるだろう？｣
レイリー…さん？にそう言われて、確かに、と頷く
『でも俺、戦闘とかからっきしだぜ？』
｢ンな事、どうでもいい！俺はお前が面白ェから誘ってんだ｣
『そっか』
俺と来るか？と差し出された船長さんの手を掴んで、ニッと笑った
『よろしく！』
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祥(プロフ) - ティコ。さん» では番外編で書かせていただきますね。 (2018年3月30日 10時) (
レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
ティコ。(プロフ) - 祥さん» どちらでも、好きな方で構いません (2018年3月30日 7時) (レス) id: e878cfb355 (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - 動物大好きさん» ありがとうございますっ 了解しました！ (2018年3月30日 2時) (レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
動物大好き - 内容はマルコ×夢主の話の中であった夢主がマルコに抱きついているのを見て嫉妬する感じがいいです。 (2018年3月30日 2時) (レス) id: c75e63e926 (このIDを非表示/違反報告)
動物大好き - すいません、またリクエストです。イゾウ×夢主をお願いします､番外編で書いてください｡ (2018年3月30日 2時) (レス) id: c75e63e926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2018年2月15日 6時
