＃７８ ページ39
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ぐっと首を締められて息が止まった
直ぐに目を開いて霞む視界の中で私の首を掴んでいる手を掴む
｢おい貴様！俺様の目の前で寝こけるとはいい度胸だな!!!｣
『っ、だ、れだ、よっ!!!』
微かに残った意識で体を捩り、顔に蹴りを入れた
サンジは何してるんだ
終わったら起こしに来るんじゃなかったのか
げほげほと咳をしながらまだちかちかする視界で部屋の外へと逃げる
階段を降りて、痛む頭に立ち止まり、後ろを振り返った
見た事のある見た目をしてる
気がする
……あんなに細くなかった気がしないでもない
まだ歪む視界に嫌気がさしてきて目を擦る
喉の不快感も止まないし、ああもう最悪だ
『まずは名乗れよ誰だっつってんだろ！』
｢むっ、国王に向かってその口の利き方はなんだ貴様ァ！！｣
『はぁ！？だからっ、誰だよって、！』
捕まえようとしてくる手を蹴るも、雪で足を取られて転けてしまって
そこを取り押さえられ、腕を掴んでくる手にぞわりと鳥肌が立った
『っの、』
｢ヌベェ!!!?｣
｢見っけ｣
上から重さが消えると同時に聞いたことのある声がして顔をあげればそこには我らが船長が立っていた
何故かボロボロの私の上着を着て
いやまあ、いいけど
ナミに怒られないかな
｢まっはっはっは!!そこまでだ貴様ら!!!｣
｢げ 本当ジョーブだなあいつ…｣
｢なんとここは"武器庫"だ!!!鍵は俺のみが持っている!!!｣
ああそういえばあいつはワポルか
細くなってるけど
武器庫にある武器を全部食べて合体してやると言い出したその気持ち悪い奴は永遠と1人で喋り
鍵がないことに気づいたらしく逃げていった
それを追うルフィの背中に声をあげる
『ルフィ！あたし部屋戻ってるわよ！』
｢おう！後で迎えに行く！｣
『はぁい』
やっと戻った視界で城を歩きつつ、さっきワポルからスった鍵をくるくると指にかけて回した
武器庫の鍵だったのか
宝物庫なら、ナミの機嫌が取れるかもと思ってスったのに
部屋の場所がわからないから、取り敢えず階段を登って色々歩き回っていれば、1つの部屋をあけたところに見た事のある人が這いつくばっていて扉を閉めた
｢おいこらなんで閉めてんだ！｣
『……いや、何してるのよサンジ』
｢……ババアに、｣
『ああ、ドクターストップ』
終わったら起こしてとだけ伝え、そこにあったベッドに寝転んだ
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Mana - このお話めっちゃ好きです！これからも更新頑張ってください！ (2020年4月30日 17時) (
レス) id: ecb2e4c19d (このIDを非表示/違反報告)
abcvstpumivwyk(プロフ) - このお話すごく好きです！更新待ってます頑張って下さい(^^) (2020年4月7日 8時) (レス) id: f350cb33ca (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - とても面白くて大好きです！これからも応援してます！ (2019年8月18日 18時) (レス) id: 43ab538aea (このIDを非表示/違反報告)
こん(プロフ) - めっちゃ面白いです!!続き待ってます! (2019年4月1日 11時) (レス) id: a9d22d7cfb (このIDを非表示/違反報告)
麗 - 続きが気になってとてもワクワクしています！ (2019年3月18日 21時) (レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2018年1月26日 23時
