４８話 ページ10
.
ホルターネックになっていて、胸元は開いていないし、裾が短いわけでもない
ただ、背中が開きすぎだと思う
機械鎧は見られれば流石に1発でバレるので、黒い肩までの手袋をしている
それにしても背中がすーすーして落ち着かない
スカートはワンサイドロングだから動きやすいけど
髪はサイドで1つに纏められて、首もすーすーする
普段ビキニでうろついてる奴が何言ってんだろうね
まあいいか、などと適当な事を考えて案内に付いていく
ホールであろう開けた所に出て、さてどうしようかと思っていれば、話しかけてくる男がわんさか居た
情報を零したりしてくれないかな、と思いながら笑顔で会話をして、適当な所で切り上げてソファに腰掛ける
ウエイターに貰ったシャンパンをこくりと飲み込んで、怪しまれない程度に周りを観察していると、突然影ができた
｢隣いいか？｣
『…どうぞ』
誰だよ、と思いながらその男を見て、一瞬思考が停止した
｢フッフッ、久しぶりじゃねェか、A｣
『…私はルヴィ』
足を組んで、ツン、と顔を背けながら言えば、またいつもの様に笑う
ドフラミンゴ
あァ、何でこんな所で会うんだ
こいつも、情報屋時代に会ったやつだ
｢ルヴィか、まァいい…｣
『用がないなら失礼するけど』
｢フッフッフッ…愛想がねェなァ、ルヴィチャン｣
『生憎、振りまく笑顔なんて持ち合わせてない』
ウエイターを呼び止めて、ワインを注いでもらう
隣でドフラミンゴも同じものを頼んだので、ここを退く気は無いんだろう
深い深い溜息をついてから、横目で不気味に笑ってる奴を見る
『…ドフィ』
｢何だ？A｣
ドフィと呼んだのに気を良くしたのか、笑みが深くなって
『私ここ潰すけど』
｢フッフッフッ、取引先が潰れちまうのは止めてェが、Aなら許してやろう｣
『ありがと』
取り巻きの子達は？と聞けば、私を見つけたから置いてきたらしい
結局は居るってことだよね
｢フッフッ、嫉妬かァ？｣
『寝言は寝て言え』
｢つれねェなァ｣
グラスをウエイターに返して立ち上がれば、ドフィまで立ち上がる
因みに、当然の如くこいつにも俺の女になれと言われた事がある
｢見逃す代わりに、何かしてくれてもいいんじゃねェか？｣
『…うっざ』
心底嫌そうな顔をしていれば、貴族の男が話しかけてきて直ぐ笑顔に戻した
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 444人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
noppi(プロフ) - 続きが楽しみです！！ (2022年11月22日 2時) (
レス) @page31 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - とても面白いです！！続きがとてもきになります！更新頑張ってください！！ (2022年8月24日 16時) (レス) @page25 id: dbceaaed1c (このIDを非表示/違反報告)
リーフ - 面白すぎて一気読みしちゃいました…！！続きめちゃくちゃきになります！！更新頑張ってください！！ (2022年7月15日 22時) (レス) @page24 id: 3fbf61d899 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - エース助かってほしいですね！これからも無理せずに頑張ってください！ (2020年7月7日 17時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - れもんそーださん» んんんん本当にありがとうございます……！くそみたいに亀よりコアラとかナマケモノぐらいの更新速度ですがお付き合いいただけると嬉しいです……！！！ (2019年12月6日 9時) (レス) id: d253b47002 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：祥 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2018年1月6日 19時
