５８話 ページ21
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｢異世界人め！！｣
｢化け物がァ！！｣
なんて
くだらない言葉しか発さない海軍のヤツらに、吐き気がした
『きもちわる』
えも知れない感情に胸の奥を侵されて
遠くで顔を顰めているエース君を視界に入れ目を細めた
瞬間に
知った気配に、騒々しい音がして上を向く
｢あああああああ！！｣
『るふぃ…くん？』
下は氷
叩きつけられたら
そんなの、
そこまで考え、勝手に体が動いた
｢ちょ、A！？｣
後ろでレイに呼ばれるのを無視して
ふわりと浮き、風を使ってルフィ君の下まで飛ぶ
軍艦の大きさよりも、2回り程大きく
『"
抉り出した氷塊は、ジョズさんが投げ飛ばしてくれる
それをまた赤犬さんに燃やされ、反撃されると困るから
丁度、広場に落ちるように
胸元の刺青から鉄パイプを抜いて武装色を纏い、氷塊を砕いた
私の力と、ジョズさんの力の両方が加わったそれを簡単に防ぐなんてできないだろうから
｢降ってくるぞー!!!｣
｢止めろー!!!!｣
今の内に、ルフィ君
｢エ〜〜〜ス〜〜〜〜!!!やっと会えたァ!!!!｣
の、後ろに居る人達には見向きもしなかった
｢助けに来たぞ〜〜!!!｣
そう叫ぶ弟が眩しくて
それ以外なんて、目に映らない
『ルフィ君、』
｢おお！？A!!!あれ！？あそこに居るのレイだよな！？ひっさしぶりだなぁ!!!｣
『うん。その話は後でしよう』
｢そうだな!!!｣
傷を治してあげようと思ったのに
ワニさんが親父さんを狙ったせいで、ルフィ君はそれを止めに行ってしまった
とにかく、これから戦況は確実に変わる
だから、私はなるべく温存をと思っていたら、顔面の大きい人に覗き込まれて
｢アンタの話題、牢獄まで聞こえっちゃブルよ｣
『……誰』
｢ガーン!!!ドラゴンから何も聞いてないの!?｣
『呼び捨て……？』
つい足のマグナムに手を伸ばせば、慌てて止められて眉を顰める
｢ヴァたーしは革命軍の幹部!!イワンコフよ!!ヒーハー!!!｣
『……あぁ、サボが言っていた。テンションが高くて顔面の濃い人が居るって』
｢ふん、まあいいわ。それより、ここにはドラゴンの指示で？｣
その言葉に蘇るのは、頬の痛みと優しい掌
『私の独断を、任務として扱ってくれた。それだけ』
帰るべき場所はここだと教えてくれた、だけ
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noppi(プロフ) - 続きが楽しみです！！ (2022年11月22日 2時) (
レス) @page31 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - とても面白いです！！続きがとてもきになります！更新頑張ってください！！ (2022年8月24日 16時) (レス) @page25 id: dbceaaed1c (このIDを非表示/違反報告)
リーフ - 面白すぎて一気読みしちゃいました…！！続きめちゃくちゃきになります！！更新頑張ってください！！ (2022年7月15日 22時) (レス) @page24 id: 3fbf61d899 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - エース助かってほしいですね！これからも無理せずに頑張ってください！ (2020年7月7日 17時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - れもんそーださん» んんんん本当にありがとうございます……！くそみたいに亀よりコアラとかナマケモノぐらいの更新速度ですがお付き合いいただけると嬉しいです……！！！ (2019年12月6日 9時) (レス) id: d253b47002 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2018年1月6日 19時
