５６話 ページ18
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それから何日かが過ぎ
ポートガス・D・エースの公開処刑の時が迫る
センゴクが全てを世間に打ち明け、それにエースは耐えるように俯いて
｢落ち着けよい、A｣
『……私はすこぶる冷静だ。親父さん、早くして』
海底にて潜伏しているから上の声は聞こえない
様子も見えない
ああこんなことなら、私も傘下の人達の船に乗っていればよかった
｢グラララ、言われねェでも、もう行くぜ｣
『そう』
｢ふふ、Aと一緒に戦うの久しぶりだね〜｣
『うん』
楽しみだとはしゃいでいるレイはきっと、テンションを上げていないと今にも泣き崩れてしまいそうなんだろう
頭を撫でればぴたりと動きを止め、へにゃりと笑って
大丈夫
そう一言零せば、分かってると小さく返ってきた
｢野郎共ォ！！俺の息子を！お前達の兄弟を！｣
助け出すぞ
にやりと笑った親父さんに、胸の辺りがふわっとした気がして、首を捻る
そうしている間に船が浮上したらしく日が差して、ぎゅっと目を瞑った
｢何十年ぶりだ？センゴク｣
船首へと登っていくその大きな背中を見つめて
｢俺の愛する息子は、無事なんだろうな……!!!｣
｢オヤジィ!!!!｣
どうしてそんな顔をしているんだと首をひねった
助けに来て当然だと胸を張っていればいいのに
遅いぞ待ちくたびれたぐらいは、言ったっていいのに
どうしてそんな、罪悪感の溢れたような
｢革命軍の総監督もいるぞォ！！｣
｢放浪者もだ！！！｣
そんな野次にむっとした顔をするレイを横目に見ながら、ふわりと浮く
親父さんの横まで行って、じっと大将達を眺めた
『私今、総監督じゃなくてエースの姉の"ただの"Aとして来てるの。だからそう呼んで』
｢私も、エースの妹のただのレイだから！｣
見つけたクザンさんに少し肩を竦めて
｢A！！レイ！！！｣
『待ってて、エース君』
｢すぐそこから降ろしてあげるね！エース！｣
ぐっとなにかに耐えるような顔をしたが思いの丈を叫ぶ
でもね、私もレイも、あなたの家族も
皆、あなたが大好きなんだよ
だから絶対
『助ける』
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noppi(プロフ) - 続きが楽しみです！！ (2022年11月22日 2時) (
レス) @page31 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - とても面白いです！！続きがとてもきになります！更新頑張ってください！！ (2022年8月24日 16時) (レス) @page25 id: dbceaaed1c (このIDを非表示/違反報告)
リーフ - 面白すぎて一気読みしちゃいました…！！続きめちゃくちゃきになります！！更新頑張ってください！！ (2022年7月15日 22時) (レス) @page24 id: 3fbf61d899 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - エース助かってほしいですね！これからも無理せずに頑張ってください！ (2020年7月7日 17時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - れもんそーださん» んんんん本当にありがとうございます……！くそみたいに亀よりコアラとかナマケモノぐらいの更新速度ですがお付き合いいただけると嬉しいです……！！！ (2019年12月6日 9時) (レス) id: d253b47002 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2018年1月6日 19時
