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猫が押してみた。 ページ7

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「サッチ隊長、」

「あー悪いロッティ。今忙しいんだ」


「隊長、」

「あ!書類忘れてたまたマルコに怒鳴られる!」


「…隊長。」

「飯作りに行かねェと」




あからさまに避けられているのなんて私じゃなくても気付くだろう。

現に今エース隊長が凄く心配そうに見てくるもの。




「何かした覚えがないとか最低ですよね、私」




頭を撫でながらぽつりと零した言葉に、エース隊長は私の手を掴んだ。

急な事にビクリと肩を揺らして顔を上げれば、よく分からない表情をした隊長の顔があって。

パチパチと目を瞬かせれば、掴まれた手を引っ張られて、そのままわけも分からず着いていく。


道順的に、その先にあるのは、




「エース隊長、待ってくださ、ねぇ、」




バン!とドアを開け放ったその先には食堂で、ぽかんとしてる兄弟が見えて。

その中に、新入りの可愛いナースと一緒に座ってるサッチ隊長が見えたから、エース隊長の手を振り払った。




つかつかと、無言でサッチに近付いたシャルロッテに、全員が息を呑む。

中でも、彼女の実力を知っている隊長格は目を見開いて、取り敢えず焦る。が、今回ばかりはサッチの自業自得であるために手が出せない。




「ねェ、」

「な、んだ?」




凍てつくような。普段ならサッチには決して向けない目。それを向けられた彼は、ぞわりと、酷く冷たい手で背中を撫でられた感覚にひゅっと息を漏らす。


嫌われた?いや説明すれば分かってくれるはずだ落ち着け俺。落ち着け、頼むから、なぁ、……っその目、やめて、くれよ




「…邪魔」




チラリとナースに目を向けて呟いた彼女に、そのナースはぐっと言葉を詰まらせて、直後立ち上がり、シャルロッテの前へと歩いていく。




「あなた、何で私とサッチ隊長の事を邪魔するの?」

「サッチ隊長、ちゃんとこっち見て下さい」

「ちょっと!聞いてるの!?」

「目合わせてって言ってるんですけど。隊長?」




ナースに見向きもしないで机に手を付き、首を軽く傾けて真顔でサッチに話しかけ続けるシャルロッテに、ナースが痺れを切らしたのか怒鳴った、瞬間。




「あ?」




シャルロッテから出たとは思えない程の低い声に、それを向けられたナースは、ひっ、と声を漏らす。

そんな彼女を無視してまたサッチに視線を戻したシャルロッテは、座っているサッチの胸倉を掴んだ。




.シャルロッテは一応能力者

(この話はまた今度)

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御影(水巫女)(プロフ) - 祥さん» 分かりました! (2019年10月5日 21時) (レス) id: 6623687073 (このIDを非表示/違反報告)
たえ(プロフ) - 続編お願いしますm(*_ _)m (2019年10月5日 12時) (レス) id: 893eaf1cf2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 御影(水巫女)さん» リクエストありがとうございます!できればアンケート作るのでそちらにお願いしたいです! (2019年10月3日 2時) (レス) id: 195f64474c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 桜さん» ありがとうございますー!続編のリクエストあればアンケート作るのでよろしくお願いします! (2019年10月3日 2時) (レス) id: 195f64474c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 二次元=オタクの聖地さん» 如何でしょうか……笑 (2019年10月3日 2時) (レス) id: 195f64474c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://Nano  
作成日時:2018年6月30日 1時

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