忠告 ページ14
SE「(韓国語)お手伝いさんていうのは元々僕達が外でスキャンダルを起こさない為に事務所が雇う女性の事でね。
僕達の身の回りの世話をしてくれたり、話し相手になってくれたり、必要であれば…大人な関係をもつ相手だったりする。
僕達の先輩達はその人と恋人になることもあるけど、契約書があるから事務所的にはハニートラップの心配も無くなるし、都合が悪くなったらその女の子と僕達を遠ざける事だってできる。
簡単に言うと外で知らない女性と恋愛させるより、コントロールしやすいんだ。」
現実離れした話しに正直驚いていたが、次の言葉に安心した。
SE「(韓国語)でも、僕もヒョン達も同じ考えで、無理に何か求めたりしないよ。」
いつもの様に眉間にシワを寄せたセフンさんではなく、夢の中のセフンさんの様な…
そんな事を考えながら、セフンさんに笑顔を向けた。
SE「(韓国語)でもね。」
セフンさんはまた真剣そうな表情になる。
いつものセフンさんの様な…
SE「(韓国語)お手伝いさんが僕たちを好きになることがある。」
こんなに格好いい人たちの側で働いていたら、勿論そういう事もあるだろうし、きっと今までに実際あったんだろう。
「(韓国語)好きにならないように…そういう事ですか？」
SE「(韓国語)…というか、好きになったら、君が傷つくだけだ…。特にベッキョニヒョンは」
「(韓国語)は、はい？…勘違いされてません？」
急にどうしてベッキョンさん…
驚いてきょとんとする。
SE「(韓国語)僕は忠告したからね。
も、もぅ、行っていいよ…」
部屋を出て、扉の前で深呼吸する。
勘違いされている…。
私が好きなのは…ベッキョンさんじゃないのに…
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作者名：リプ | 作成日時：2017年10月13日 19時
