夢と現実の狭間 (ページ13)

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ありがとうとごめんページ13

「(韓国語)どうぞ…」

私はすぐに近くのカフェで買ってきたバブルティーをセフンさんの部屋へ持っていった。

SE「(韓国語)なんで僕がバブルティー好きって知ってたの？」

「(韓国語)皆さんの好きな食べ物とか嫌いな食べ物は把握しておいた方が良いかと思って、前にネットで調べたんです…。」

バブルティーは日本ではどこにでも売ってる訳では無いため、ちゃんとこの辺で買える所があるかどうかまで事前に調べていた。

…他の方のはそこまで調べてないが…

SE「…アリガト」

「はい…えっ？」

片言の日本語が聞こえたので少しびっくりした。

セフンさんは少し照れた様で、バブルティーを手に取り目を合わさない様うつむきながら飲んでいる。

「こちらこそ、ありがとうございます^^」

それからまたセフンさんは何も話さなくなり、沈黙が続くので、部屋を出るため立ち上がった。

「(韓国語)では、ゆっくりされてください。」

SE「マエ…ゴメン…」

「え…？なんの事…(韓国語)どうしたんですか？」

うつむいたままのセフンさん。
お礼言ったり、謝ったり、日本語で話したり。
今日はどうしたんだろう。

SE「(韓国語)お手伝いさんの仕事の事…前に言った事…。」

「(韓国語)あぁ…。」

突っ立った状態の私を見上げ、座るように促した。

SE「(韓国語)何が言いたかったかって…元々はお手伝いさんは、僕がこの間言ったような仕事なんだ。」

私は相づちをつきながら静かに聞いた。