8話 ー特技片想いー ページ8
”特技片想い”
君はそうやって、いつも弱みや傷を武器に笑う。
ー特技片想いー
MB「あぁーお腹いっぱい！でも、デザートは食べれる！」
女子「じゃあ２次会行こうよ！パフェとか食べたくない？」
EW「僕はもぅ先に帰るよ。」
MB「えぇ！行こうよ２次会」
EW「もぅ人見知りしないでしょ？笑」
どうやらウヌは、ムンビンに誘われたらしい。
あからさまに残念そうな女子たち。
今日はウヌとムンビンとも話せて、仲良くなれて僕は満足だ。
ジンジン「じゃあ誰が２次会行く？」
大多数が手を上げる。
「私は門限あるから帰るね！みんなこの後も楽しんで！」
結局、ウヌとAちゃんだけ帰ることになり、残りの人で２次会に行った。
RC「で、Aの好きな人って誰なんだよ？」
女子「本人に聞きなよ」
RC「もしかして、あの１個上の先輩のことまだ好きなんじゃないよな？諦めたって言ってたけど」
女子「それはない！だって告白もしてないのにふられたんだよ？小学校の頃から片想いして、せっかく中学生になって一緒の学校通えることになったのにねぇ」
JJ「なんかあったの？」
MJ「小学校の時、１個上のミヌって先輩にバレンタインでチョコ渡しに行こうとしたんだけど、周りにいた先輩の友達からかわれて渡せなくてさ。中学入ってからその先輩たちがミヌ先輩とAの事からかうもんだからミヌ先輩が怒っちゃって。Aの所にきて『俺の事まだ好きなら諦めろ。彼女が傷つく』って言ったんだよ。しかも人が周りにいる所で。」
そうだったんだ、ちょっと可哀想だな。
MB「でも、そんな先輩好きで居続けるよりはよかったね」
女子「そうそう。その後すぐ好きな人できたし！」
Aちゃんの恋のエピソードを聞いた後、今度は自分たちの恋愛話しになり、その後２次会も終えて僕たちは解散した。
Aちゃんて、好きな人にどんな態度なんだろう。
Aちゃんに興味が湧き出した僕は、翌日から思わせぶりな行動をとるようになる。
YS「Aちゃん、好きな人誰なの？」
「さ、サナ君…？昨日からどうしたの…？」
YS「もしかして、もぅその人と付き合ってるとか？」
「ないない！付き合えるはずがない！」
YS「何で？？」
「だって私だよ？好きになる要素無い！片想いで十分」
YS「片想い辛くないの？」
「へへ、私の特技、片想いだから大丈夫。笑」
YS「じゃあ振られたら僕のとこおいでね」
｢な、またそんなとこ言ってー！｣
続く (更新停止中)
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作者名：ナビ | 作成日時：2022年11月17日 22時
