【H×H】賽は投げられた６【イルミ】

お兄ちゃん ページ23

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「要するに、突然現れたナニカと共存するアルカを幽閉された場所から救い出して欲しい。と？」









「…うん」









救い出せない事もないけど…ここで私がアルカ(ナニカ)を脱出させてしまったらアウトだし、インナーミッションが今始まってしまう気がするし…









「…ねぇ、キルア。




アルカは私に救い出してもらうのとお兄ちゃんに救い出してもらうの、どっちが胸キュンすると思う？」









「む、むねきゅん…？」









「そ。どっちの方がアルカは喜ぶかって話」









「そりゃあ…どっちだって喜ぶだろ。救い出してくれた事には変わりないんだし」









「チッチッチ…甘いなボクちゃん。




アルカはね、お兄ちゃんに助けてもらった方がずーっと嬉しいんだよ。今までたくさん一緒に遊んだでしょ？」









「…うん」









「アルカは今もきっと、一緒に遊んでくれるお兄ちゃんを待ってるはずだよ」









「…でも俺、まだ親父の目をかいくぐれるほど実力が「それは！これから身につけていけばいいんだよ。


この問題で大事なのはいつ助け出すかじゃなくて、誰が助け出すかなんだから。例えば６年後くらいに助け出したって問題はないの！」









我ながらめちゃくちゃ仄めかすやん。とは思うけどこれで良いのだ。あ、バカ◯ンではありません。
とにかくキルアがアルカを救う。これが6年後に実行されれば私の使命はまた１つ果たされる。









「…そっか、そうだよな！





A、ありがとな！やっぱりAに相談して正解だったぜ！！」









「いいえどういたしまして！」

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