自覚ナシ ページ17
「随分仲良くなったんじゃない。A」
「どぅうっ！？イルミ！？！？びっっっくりしたー…」
ゾルディック家を後にしようと試しの門の前まで来た所、それまで気配を消していたイルミが突然現れた。
盗聴器を仕掛けた挙句、どこかから常に私達を見ているのはわかっていたけどそこにいるのは気づかなかった…。
キルアとは別れたからとっくにお家に戻ってると思ってたのに門の前で待ち伏せしてるとは。
「…仲良いのは前からだと思うけど……
それよりイルミ今日ずーーっと私達のこと観てたでしょ。」
「うん。視てたよ。」
「やっぱり…！監視は良いけど、盗聴器はちょっとビビったからね！？」
「別に、家族だから良いじゃない。それに今日キルアがAにかなり懐いてる事もわかったし」
「…えっ？かなり…だと！？本当！？」
「…自覚ないの？Aのそのオーラと人間性にみんな魅了されてるの」
…なんかこれヒソカにも同じようなこと言われたな。
私そんなに愛想振りまいて…るつもりはないけど自覚がないってそんなに悪い事か…？念能力とか身体能力はともかくこの人格に関しては生まれ持ったものだからなぁ…
「えっと…ごめん自覚はあんまりないかも…」
「………。
ま、いいよ。今のうちは。これ以上キルがAにベッタリなら考えものだけどね。」
「……わかったよ。」
「うん。じゃあ俺はこれから仕事だから。じゃあねA」
「…いってらっしゃい、イルミ。」
めちゃくちゃにデカイ釘を刺されてしまった。
少し考えれば分かることだったけど、イルミがさっきまでの私とキルアのやり取りを許すはずがなかった。
しかし元を辿ればこうやってイルミがキルアに愛情を注ぐよう仕向けたのは私だ。致し方ない。
ゾルディック家の敷地へ戻るイルミの背中を見送ったあと、私は自分の部屋へ戻った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 192人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんごのうさちゃん職人 - ウルフさん» ウルフさんありがとうございます（；＿；）更新遅くて申し訳ありません…なんとか完結はさせますのでこれからもよろしくお願いします！！！ (2019年6月11日 23時) (
レス) id: fe58f295d8 (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ(プロフ) - 楽しくて最初から一気に読んでしまいました！更新待ってます、頑張ってください！ (2019年6月10日 21時) (レス) id: c626cafc5e (このIDを非表示/違反報告)
りんごのうさちゃん職人 - クロさん» ありがとうございます…！！すみません訂正させていただきました(>_<)教えて下さってありがとうございます！！ (2019年6月1日 19時) (レス) id: fe58f295d8 (このIDを非表示/違反報告)
クロ(プロフ) - いつも続きを楽しみに待っております！応援してます！！それで、その……ゾルィック家じゃなく、ゾルディック家です……！ (2019年6月1日 17時) (レス) id: dcc16283b8 (このIDを非表示/違反報告)
りんごのうさちゃん職人 - 棒人間さん» いつも励ましの言葉をありがとうございます（ ; ; ）！！最近更新できずに申し訳ないです…これからも待っていて下さると嬉しいです！！！！ (2019年5月20日 22時) (レス) id: fe58f295d8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんごのうさちゃん職人 | 作成日時：2019年5月20日 16時
