【H×H】賽は投げられた６【イルミ】

御招待 ページ14

あれ以来シャルから電話は来ない
2人の居場所くらい仲間だから簡単に掴めると思ったが、ヒソカが作中で言ってた事を思い出した。「団長は仕事が終わると行方をくらます」とヒソカが言ってた事から、2人の居場所は中々掴みづらいのかもしれない。緊急時だったらどうすんだって話だけど。









「お待たせーキルア！」








「A！遅かったじゃん！」









「ん？定刻通りに来たんだけどもしかして世界はこの子中心に回ってる？」








約束通り、今日はキルアとの仕事のためにゾルディック家へ来た。
ちなみに私は約束の時間通りに来たはずなんだけどな？？キルアが楽しみすぎて気持ち早まったという事でよろしいか？









「ま、いいや。ゴトーが待ってるから早く行こうぜ！」









「スルーかい。そんなに急がなくてもまだ時間はあるから、…って聞いてないか。」









移動用ジェット機に向かって走るキルアの背中を見つめて、大きくなったなぁと母親に似た気持ちを持つ。
キルアは今ここにわたしと2人でいると思っているだろうが、きっとイルミがどこかから見ている。その事は私しか知らない。







「Aー！何やってんだよ早く来いよ！」






「天使が呼んでる…今行く！」







これから人を殺しに行くとは思えないような天使が私に微笑みかけてる。
私はこちらに手を振って待つキルア(天使)の元へ向かった。








＊









「今日も大したことなかったけど、Aの技術ってやっぱ早ぇよな！！」









「そう？まあ殺し屋は今年で６年やってるしねぇ…」









「６年、って歴で言えば俺と同じじゃねーか！！」









「いやでもほら、年齢が違うし…キルアも私くらいの歳になれば私より強い殺し屋になれるかも！」









「俺は殺し屋っていうより…、いや、いいや。





それよりA！俺の誕生日にウチに来てくれよ！」








「えっ…誕生日？」

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