従事者 ページ8
きっとヒソカは、まだ念を習得していない。
…ヒソカも私の使命のうちに入っているのか?でも今は時間を巻き戻してるだけでまた元の時間に戻ったらどうなるかなんて私にはわからない。
…どうする?ここで仲良くなっとくか?だけどなれる保証なんて「…もういいかな?僕失礼するね」
1人で考え込む私に痺れを切らしたのか、ヒソカは足早に私から去って行ってしまう。
それを追いかけようと声をかけるが、振り向こうとはしないヒソカ。
何故だろう、この距離なら聞こえているはずなのに。
「あ…ちょっと待ぶぁっ!?」
「人多いんだから気ぃつけろ!!
…って、あ…す、すみません!!」
ヒソカを引き止めようとした時、後ろから知らないおじさんにぶつかられてしまった。
おじさんの突然の私に対する態度の変化に少し違和感はあったが、そんな事よりも私が驚いたのはヒソカと一緒にいる女性。
年齢は40〜50代。2人は隣に並んで私からどんどん遠ざかっていく。
………エッ…まさかヒソカ…そういうお仕事…?
「あ、いや私こそすみません…
…あの、あそこにいる派手な服を着た女性誰だかわかります?」
「え?……あぁ。あの女なら、業界内では有名ですよ。
財界では支配する立場にあるものの、裏では男と遊びまくって商売してるだとか…
まあ俺もそんなに知ってるわけじゃないんですけど」
「………………へぇ、そうなんですか」
………少し解ってきた。
ヒソカとあの女の人はきっと息子でもなく、遊び相手でもなさそう。
それは女の人の少し後ろを歩くヒソカを見てわかった。少し後ろを歩くのは従事している証拠。
「………あのー、よかったらお茶でもどうで「アッすみません遠慮しときます」
パチンッ
私は左手で指を鳴らして元の時間へと戻した。
230人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんごのうさちゃん職人 - booksさん» booksさん、いつもコメントありがとうございます!!そうなんですか!?それが聞けて嬉しいです(;ω;)booksさんの作品も応援してます!! (2019年5月8日 18時) (レス) id: 3edca5edc7 (このIDを非表示/違反報告)
books - 私、この作品見て書き始めました!!応援してます!! (2019年5月8日 17時) (レス) id: e463963ad8 (このIDを非表示/違反報告)
りんごのうさちゃん職人 - 棒人間さん» 棒人間さん、ありがとうございます!!今回はゾルディックと例の奇術師を中心に書こうかと思ってます(><)頑張ります〜〜!!!! (2019年4月23日 20時) (レス) id: 3edca5edc7 (このIDを非表示/違反報告)
棒人間 - 続編おめでとうございます!幻影旅団も良いですが、ゾルディック家も最高です!これからも頑張って下さい! (2019年4月23日 18時) (レス) id: 804948c577 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りんごのうさちゃん職人 | 作成日時:2019年4月23日 8時