【H×H】賽は投げられた５【イルミ】

不都合 ページ18

「ああ、ご苦労だった。





下の支配人たちは始末したが、二階はどうだ？
生き残りはいないか？」








「………居ない、です」







「…………俺が確認しよう」









…それはまずい。
確認するのは私の初仕事だからだろうか？怪しまれてないと良いけど…

なによりもまだ中にヒソカが居るかもしれない。もしかしたらもう逃げてるかもしれないけど、万が一居たら…？
シルバさんによって殺されてしまう。
それだけは絶対に避けなければ。









パチンッ









私は左手で指を鳴らし、数分前に戻るよう念を使った。
目を開けると目の前にいるのはヒソカ。

…これはまだ私が屋敷の中にいる時に戻ったのか。









「………ヒソカ、今すぐこのお金持って反対側の窓から出て。




外に私の仲間がいる。見つからないように気をつけて逃げるんだよ」









「………それ、本気で言ってるの？




僕がこのお金を持って逃げて、待ち合わせの約束なんか「守るよ。あなたはここに来る。






だから、ね。早く逃げて」









言葉を遮られて納得したのか、それとも渋々諦めたのか。そんなの今はどっちでも良い。
ここからヒソカがシルバさんに気付かれずに逃げられるのなら、なんだって良い。









「………わかったよ。






さようなら、殺し屋さん」









「…うん、またねヒソカ。」









パチンッ









ヒソカが窓から飛び降りた事を確認して、私はもう一度左手の指を鳴らした。
次に目を開けて目に入ったのはシルバさんの背中。
…屋敷の中に誰も居ないかを確認するつもりなんだ。
だけど、それならご心配無用。さっきヒソカを逃したもんね！！！！









「………本当に居ないみたいだな。ならば、ここにいる必要はもう無い。帰るぞ」









「はい。帰りましょう」









一通り屋敷の中を確認したシルバさんは、誰も居ないと判断して帰路へと向かった。
そして私もその後を追う。
すぐそこに自家用ジェット機が止めてあるらしい。つくづく思うけど、ゾルディックって日本で1番お金持ちのソフトバ◯クの◯さんに匹敵するんじゃないか。








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おかしな事になっていたので修正しました！！

更新が遅れてしまって申し訳ありません(＞_＜)

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