【H×H】賽は投げられた４【イルミ】

おもちゃの剣 ページ24

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念を習得する、とは精巧を開いただけで満足してはいけないのは常識。
そのほかに四大行から応用技まで習得させなければならない。
果たして私にそれが指導できるのか不安の塊だったが、それは彼らのポテンシャルでカバーされた。









「A…っ！これ！これで纒ってやつ出来てるか！？！？」







「フィン…出木杉くんすぎてあんたもう私いらずだよ…」








「何言ってんだよ！！まだお前に石一つ投げても当たんねぇのに！！！」









出木杉くんなのはフィンだけではない。
他のみんなももう殆ど指導いらずで、説明しただけで四大行はこなしてしまった。初めて出会ってから早いもので、3ヶ月しか経ってないのに…
え？私？半年かかりましたよ！！！！









「のぶな、グゥアッ！？！？！」





「あー…やっぱ当たんねぇか」





「え！？ちょ、今凄い勢いで石投げたよね！？しかも頭！！！！眉間！！！！」









1ヶ月も経てば警戒心なんか自然と解かれるだろう、なんて私は甘い考えをしていた。
1ヶ月前の自分を殴り飛ばしたい。
全然解かれないじゃねえか！！！！！

………いや、うん。私の対応が上手じゃないっていうのも悪いと思いますよ？だけど最前は尽くしたさ！！！！
そりゃあもう好きなご飯作ってあげたり着物作ってあげたりおもちゃの剣をあげたり…
最後のはその場で真っ二つに折られたけどね！！！！！！！！









「…みんな眠くないの？各々修行してるけど、疲れたらお風呂入って寝なね。




私は先に寝てるから、おやすみ」








「「「おやすみ」」」









子育てってこんなに大変なのか、と最近感じてる。
全国のママさん本当リスペクトですって大変だと思うたびに思っている。

私は疲れてしまったのでみんなより早めに布団に入った。









「………イルミに会いたい、」

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