運はないけど ページ9
「ネテロさん…っ！」
………あっしまった。突然面識のない女から自分の名前呼ばれたらそりゃあ不審だと思うんじゃ「どこかで会ったかの？」ほら言わんこっちゃない！！！！！！！
「あっ、えーと、その、私っ、ファンといいますかなんといいますか…」
すごく苦し紛れな返事をした。あの、よくあるじゃないですか。自分の言ったことを後々思い返すと土に埋まりたくなるアレ。
ネテロさんは「そうかそうか」なんて言って笑って去ろうとするけど、ここで簡単にお別れしたら私はせっかくこの世界に来たのに、死ぬまで刑務所暮らしになる気がした。
なので意を決して言う。もうめちゃくちゃでもなんでもいい。
「あのっ、私を、引き取ってください…！」
「無理じゃ」
前言撤回。どこだ幸運が訪れるなんて言った作者は。無理じゃねえか。
理由を聞いてみると「だって犯罪者じゃし、初対面じゃし…」とのこと。ぶっ飛んでそうだから二つ返事でOKかと思ったのに、意外と常識人なのね。
だがしかし！！！！！！ここで引き下がっては剣士の名折れ！！！！え？違う？黙らっしゃい！！！！
秘技！！！！！！女だからできる技！！！！！
「………ネテロさん…っ、お願いします…(涙目＋上目遣い)」
ネテロさんが巨乳好きなのは熟知済み！！！
運はないけど胸はあってよかったぁ…！！！
プラス涙目上目遣いでどうだ！！！！！！！
「………む、…ぐぅ…(こやつ…ワシの好みを知って…！？)だ、だがダメじゃ！もうちょっとじゃったが、惜しかったのう。」
…こっ、これでもダメかーーーー！！！！！
これでもダメなら、…仕方ない。あの策で行くか。
「………なら、仕方ないですね。今からネテロさんの個人情報を暴露します」
っあーーー！！！！！！わかっていてもやっぱり辛い！！！！！！自分の手でハンターキャラを苦しめる時が来るなんて！！！！！！！山でシイタケ散策してた時は微塵も思ってなかった展開！！！！！！！！
しかし、ネテロは驚く様子を見せずそこに立っているだけだった。
今日初めて会ったばかりの女に、自分の個人情報とはいえそれくらいネットにも載ってる。
まさか彼女がネテロの念の能力まで知ってるなんて知らずにタカをくくっていたのだ。
「アイザック=ネテロ。推定130歳。職業はハンター協会会長。念の系統はきょうk「ちょっと待てェェエい！！！」なんですか？引き取ってくれるんですか？」
Aはニヤリと笑った。
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はにか※はにかん(プロフ) - 不運というか、いじm((最初から面白いですね！読んでいくの楽しみです！ (2019年9月4日 23時) (
レス) id: d702d64ecc (このIDを非表示/違反報告)
ほたて - ひなたさん» ひなたさん、この小説を読んでいただきありがとうございます！そう言ってもらえてこれからの励みになります〜〜(＞＜)長ァァァくなるとは思いますが、これからも読んで頂ければ幸いです！！！！ (2019年3月2日 11時) (レス) id: 3edca5edc7 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - はじめまして！設定やストーリーがとても好みで面白いです！応援してます！！ (2019年3月2日 8時) (レス) id: 0dee45b0bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごのうさちゃん職人 | 作成日時：2019年2月20日 15時
