愛される色柱は男【鬼滅の刃】【男主】

にじゅうななー ページ33

蝶屋敷









顔に何かがかかった感覚









…くすぐったい…









それと、暖かい…









「A」









抱擁の感覚







『…ん、誰や…？』









横に寝返りを打つ






『おん、さねみんやないか…









　


いやなんで！！？』







風「そんな驚く事ァねぇだろォ」





『なんでお前さん蝶屋敷におるんや！』









チッ





と小さく舌打ちが聞こえた









深呼吸でなんとか自分を抑え






殴りかかるのをやめる









なにも舌打ちすることないやんか、この野郎








ガシガシと頭を搔き




溜め息をつく






風「…俺のこと、そんなに嫌かァ、そうかいそうかい






帰るわ」









何がしたかったんだコイツっ！！







『はあ、なんやねん…何が目的や？俺の体かえ？お前さんの事やしなあ…



あと、嫌いではないから安心せぇ』








少し顔色が変わったのを俺は見逃さなかった



そんなに嬉しいんかいな、犬か








ギシッ


とベッドの軋む音






さねみんの手がスルリと浴衣の中に入る

少し冷たいその手に何故か過剰反応してビクッと体が震える






風「なんだよ、感じ易いよなァお前









…お前の事、たまにグチャグチャになるまでブチ壊してやりたいときがある









そうして、俺のモンにしてやりてえって」






そう言いながら俺の首筋に接吻をし、甘噛み





首元にかかる吐息がどうしても体を疼かせる




そして目と目が合い、唇を重ねる




角度をかえて、何度も何度も




口が開いた瞬間中に入り込んでくる舌







中をグルグルとかき混ぜ、口の端から互いの唾液が混ざった液体が流れ出る








風「っ…それでも、お前を見ると、どうしても暖けぇ想いが出て来て壊すことなんて出来ねェなって思う









好きだ、A…」








『気持ちは受け取っとくな、形としては返せへんけど』







なんて微笑んでみせれば、顔を赤くしてそむける






つかさねみんそんなこと思うてたんか…





知らんかった









そしてまた、抱擁の感覚



さっきよりキツめな





『ちょっ、いだだだだだ！！やめれや！！痛い！』








またさねみんは笑う









その笑顔いっつも周りに見せとればあんな風に思われることも無いんやろなぁ






『俺は知っとるよ、さねみんが優しいこと』






風「ア”？んだよ急に」

にじゅうはちー→←にじゅうろくー

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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