第18話 選択の時間 ページ4
〜鷹岡side〜
軍隊でもこの手はよく効いたぜ
初めてナイフ持ってビビりあがる新兵を…
素手の俺が完膚無きまでに叩きのめす
｢ナイフでも素手の教官にかなわない｣
その場の全員が格の違いを思い知り
俺に心服するようになる
鷹岡 ｢さぁ烏間!! ひとり選べよ!!
嫌なら無条件で俺に服従だ!!｣
＿鷹岡の思惑通り、生徒達はナイフを手に取る前から…
本物のナイフを前に恐怖で 顔が青ざめている
鷹岡 ｢生徒を見捨てるか生贄として差し出すか!!
どっちみち酷い教師だなおまえは!! はっははーーーー!!｣
＿そう言う鷹岡の笑顔には、もはや最初の頃の面影は無い
皆 ｢………………!!｣
＿生徒達も身構えてはいるものの、恐怖を隠せずに無言でいることしかできない
〜烏間side〜
…………
俺は… まだ迷っている
鷹岡 ｢そらよ｣
＿鷹岡がナイフを地面に放り、
ナイフはザクッと音をたてて烏間の目の前の地面に突き刺さった
地球を救う暗殺者を育てるには…
奴のような容赦のない教育こそ必要ではないのか?
………
この教師(しょくぎょう)についてから迷いだらけだ
仮にも鷹岡は精鋭部隊に属した男
訓練３ヵ月の中学生の刃が届くはずがない
＿烏間は目の前にあるナイフを抜き取って、生徒達の方へスタスタと歩いていく
その中でひとりだけ わずかに｢可能性｣がある生徒を…
危険にさらしていいものかも迷っている
＿一人の生徒の前でその足は止まった
烏間 ｢渚君 やる気はあるか?｣
渚 (…!?)
＿烏間は潮田を選んだのだ
暗殺経験のあるAよりも渚を
皆 (なっ… なんで… 渚を!?)
＿それには生徒達も驚きを隠せない
A (人間を相手にした訓練をしたことのない人間にそんなこと、出来っこないのに)
＿Aもただそれを見つめている
烏間 ｢選ばなくてはならないならおそらく君だが 返事の前に俺の考え方を聞いて欲しい
地球を救う暗殺任務を依頼した側として… 俺は君達とはプロ同士だと思っている
プロとして 君達に払うべき最低限の報酬は
当たり前の中学生活を保障する事だと思っている｣
＿烏間の目は、生徒達をしっかりと映している
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塩アルト - Rei ☆ ﾐさん» そう言っていただけると嬉しいです!これからまた頑張ろうと思います! (2016年4月4日 9時) (
レス) id: 3708c86f9c (このIDを非表示/違反報告)
Rei ☆ ﾐ - 貴方の作品すごく面白いです。更新いつまでも待ってます (2016年3月26日 9時) (レス) id: 55b3e272b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩アルト | 作成日時：2016年2月8日 23時
