第17話 ハンデの時間 ページ3
鷹岡 ｢おしおきだなぁ…
父ちゃんだけを頼ろうとしない子は｣
倉橋に鷹岡の拳が向かっていった
その鷹岡の腕をガシッと掴んだ者が一人…
烏間 ｢それ以上… 生徒達に手荒くするな
暴れたいなら 俺が相手を務めてやる｣
磯貝.倉橋 ｢烏間先生!!｣
そう、烏間が鷹岡の腕を掴んで止めたのだ
〜鷹岡side〜
…烏間 横ヤリを入れて来る頃だと思っていたよ
そろそろあの手を使うか… 烏間も生徒も黙らせて
決定的に主導権を握れる手を
鷹岡 ｢言ったろ烏間? これは暴力じゃない 教育なんだ｣
＿鷹岡はそう言って烏間の手を振り払った
鷹岡 ｢暴力でおまえとやり合う気は無い 対決(やる)ならあくまで教師としてだ
おまえらもまだ俺を認めてないだろう 父ちゃんもこのままじゃ不本意だ｣
＿すると鷹岡は、羽織っていたジャージの内側からあるものを取り出した
鷹岡 ｢そこでこうしよう!! こいつで決めるんだ!!｣
＿鷹岡が取り出したのは、皆に馴染みのあるものだった
A ｢…対殺せんせー用ナイフ?｣
＿それは、びよんとした対殺せんせー用ナイフだ
鷹岡 ｢烏間 おまえが育てたこいつらの中でイチオシの生徒をひとり選べ
そいつが俺と闘い一度でもナイフを当てられたら… おまえの教育は俺より優れていたのだと認めよう
その時はおまえに訓練を全部任せて出てってやる!! 男に二言は無い!!｣
＿それを聞いて、生徒達は表情を明るくする
が、次の瞬間、生徒達の表情は凍りついた
鷹岡 ｢ただしもちろん 俺が勝てばその後一切口出しはさせないし… 使うナイフはこれじゃない｣
＿鷹岡は自分の鞄に近寄っていき、
その場に対殺せんせー用ナイフを捨て、代わりに鞄からとあるものを取り出した
皆 (ほ、本物?)
＿生徒達の表情は鷹岡の手にした本物のナイフを見て、凍りついた
鷹岡 ｢殺す相手が人間なんだ 使う刃物も本物じゃなくちゃなァ｣
＿そう言った鷹岡の顔は、狂っているようにしか見えない
烏間 ｢よせ!! 彼等は人間を殺す訓練も用意もしていない!!
本物を持っても体がすくんで刺せやしないぞ｣
＿烏間は必死に考えを改めるよう訴える
鷹岡 ｢安心しな 寸止めでも当たった事にしてやるよ
俺は素手だしこれ以上無いハンデだろ｣
＿確かにその通りなのだが、生徒達はとても人を相手にナイフを振ることはできないであろう
つまり、鷹岡の方が有利と見るべき闘いなのだ
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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塩アルト - Rei ☆ ﾐさん» そう言っていただけると嬉しいです!これからまた頑張ろうと思います! (2016年4月4日 9時) (
レス) id: 3708c86f9c (このIDを非表示/違反報告)
Rei ☆ ﾐ - 貴方の作品すごく面白いです。更新いつまでも待ってます (2016年3月26日 9時) (レス) id: 55b3e272b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩アルト | 作成日時：2016年2月8日 23時
