〇リクヲ : 息を止めて 2 ページ7
▽
『遅れてごめんね、』
「ううん、いいの...ねぇ、りっくん」
エイジくんに手を振ったあと、りっくんに振り返った。
...あれ？
「なんで息止めてるの？余計疲れちゃうよ」
『っ...ぁ、いや、ハァ、ハァ...』
そっぽを向いて袖で口元を隠しながら息を整えるりっくん。
余裕のないこの時に聞いてみるのも、アリなのかもしれないな。
「りっくん」
『...な、なに？』
「どうして私のこと避けてるの？」
『えっ』
目を丸くしたりっくんは一時停止して、"え、あ、え...え、" と頭がおかしくなってしまった。
口元を手で隠し、数秒考え込むと、
『今までおかしかったの、気付いてたんだね』
「気付くよ！大好きだからずっと見てるもん」
『...全部話すよ』
こ、怖い話の進め方だな。
エイジくんプラスって言ったよね？まさかあれ嘘？
二人で狭いカフェに入り、窓際に向かいあわせで座った。
私はミルクティー、彼は珈琲。
『実はさ...さっきだけじゃなかったんだよね、息止めてたの』
「...うん？」
『簡潔に言うと、』
膝に手を置いてうつむくりっくんから、話の内容に怯えながらも目が離せない。
『ふぅ...Aが、可愛すぎる、から』
「...え？」
『Aさ、めちゃくちゃいい匂いするんだよ、女の子らしいというか、なんというか...その、Aの甘い匂いで、何かが抑えられなくなるから、だから...息、止めてた、』
"それだけ" と呟いて眼鏡をくいっと上げ、慌てて珈琲を飲んだりっくんはむせていた。
『ごめん......なんか』
「りっくん、もしかして」
今まで怖くて聞いてこなかったこと。
「わたしが初めての彼女？」
『そうだよ』
「ふふ、だから慣れてないんだ」
付き合って、徐々に実感が湧いて、それで急に意識し始めちゃったってことでいいのかな？
人生で女の人に関わることが少ないとは聞いてたけど、まさか私が初めての彼女だなんて。
「もう息なんて止めないでね」
『、わかった』
「わたしたち付き合ってるんだから」
そう言って笑いかけると、耳を赤くして俯いてしまった。
小さな声で"はい"と呟いたりっくんを、いつまでも愛おしく見つめていた。
△
すいません、駄作すぎて出すの迷ったんですけど何度も手直ししてようやくマシにしました...(それでも駄作)。
りっくんがDTっぽく、いや変態ぽく(？)なってしまってすいません( >_＞ )
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すず(プロフ) - ゆちゃんさん» ですよね！！ 応援してます！！ (2018年9月22日 11時) (
レス) id: 1fef1d4085 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃん(プロフ) - すずさん» ほんとにそれです...！頑張ります！ご意見ありがとうございました(＞＜) (2018年9月22日 11時) (レス) id: 28a469272e (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - ゆちゃんさん» 畑のほのぼのした感じいいですよね！！ うれしいです！！ 楽しみにしてますね！ (2018年9月22日 11時) (レス) id: 1fef1d4085 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃん(プロフ) - すずさん» いつもありがとうございます！畑視聴者さんがいてくれて良かったです〜〜(泣)ありがとうございます！書く方向でいきます！ (2018年9月22日 11時) (レス) id: 28a469272e (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - こんにちは！！いつも楽しく読ませてもらってます! 畑もぜひかいてくれると嬉しいです！！ (2018年9月22日 11時) (レス) id: 1fef1d4085 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちゃん | 作成日時：2018年8月28日 11時
