〇リクヲ : 優しい彼女 ページ14
▽
「わあ〜、今日も綺麗だね」
『綺麗だね、毎日一緒だけどね』
僕達二人が暮らす寝室の天井には、電気を消すと見える星の加工がしてある。
小さな光が無数にあるから、本物の星空を見てるみたい。
「ねえりっくん、プラネタリウム行きたい」
『確かに、ここよりもっと広くて綺麗だしね』
「次のお休みいつかなぁ」
布団に顔をうずめたようで、声が少し曇る彼女。
俺も眼鏡を外して、枕元に置いた。
『明日の撮影長引いちゃうから、明日は無理かも』
「いつでもいいよ、りっくんが大丈夫な日で」
ふわふわ幸せそうに笑う彼女の横顔は、小窓から差し込む月の光に照らされて、綺麗だった。
くっきりとした輪郭をなぞるように目で追う。
『A、ごめんねいつも』
「ん？どうして？」
『忙しくて、なかなか会えないからさ、』
二人で住むこの家にも、最近帰らないことが多い。
撮影部屋、つまりアバハウスで一日中撮影をして、そのまま泊まってしまう事があるからだ。
Aはそんな事に口出しはせず、家に帰ると、
いつも温かいご飯とお風呂と、整頓された部屋と共に、笑顔で迎えてくれる。
でも知ってる。
Aが星空を余分に見たくなる日って、
「私なら大丈夫だよ」
強がっている心を落ち着かせようとしている時だってこと。
我慢させてごめんね。
ちゃんと休み取って、絶対連れて行くから。
『プラネタリウム、楽しみだね』
「楽しみだね」
小さな声で笑うAの頬を撫でると、気持ちよさそうに目を閉じる。
『おやすみ』
「おやすみ、大好きだよりっくん」
少し身を乗り出して、俺の頬にキスをした彼女。
お揃いの柔軟剤の香りが眠気を誘う。
夢の世界に落ちてしまう、その前に、
『俺は愛してる』
彼女の唇にキスをした。
△
〇ツリメ : 俺のだからね！→←〇そらちぃ : はらはらさせて
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すず(プロフ) - ゆちゃんさん» ですよね！！ 応援してます！！ (2018年9月22日 11時) (
レス) id: 1fef1d4085 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃん(プロフ) - すずさん» ほんとにそれです...！頑張ります！ご意見ありがとうございました(＞＜) (2018年9月22日 11時) (レス) id: 28a469272e (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - ゆちゃんさん» 畑のほのぼのした感じいいですよね！！ うれしいです！！ 楽しみにしてますね！ (2018年9月22日 11時) (レス) id: 1fef1d4085 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃん(プロフ) - すずさん» いつもありがとうございます！畑視聴者さんがいてくれて良かったです〜〜(泣)ありがとうございます！書く方向でいきます！ (2018年9月22日 11時) (レス) id: 28a469272e (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - こんにちは！！いつも楽しく読ませてもらってます! 畑もぜひかいてくれると嬉しいです！！ (2018年9月22日 11時) (レス) id: 1fef1d4085 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちゃん | 作成日時：2018年8月28日 11時
