〇全員 : 甘すぎ注意! ページ48
▽ツリメ編
「みーっくん!」
『おわっ』
むぎゅっという感じで俺の背に抱きついてきたのは、付き合って一年の年下彼女。
察するに、今日は甘えたい気分らしい。
『今日はそういう気分なの?』
振り向いて抱きしめ返すと、コクコク頷いて"すきー!"と頭をスリスリする。
可愛すぎてもう...天国。
『俺も大好きだよ』
「ふふっ」
満足したのか、すっと離れてそばにあるソファに座った彼女はにっこり微笑んでいた。
...え?もう終わり?
終わりにさせるわけないじゃん。
『Aー!!すきー!!!』
「うわあ!あは、みっくんのターンになっちゃった!」
ぎゅううと抱きしめながら押し倒して、"重いよ〜!"と笑う彼女をお構いなく抱きしめる。
『A、A、ちゅうしていい?』
「へへ、いーよ」
微笑みながら目を瞑った彼女の頬を両手で包んで、優しく優しく深いキスをした。
「...ぷは、みっくんもしかして」
『ごめん、そういう気分』
もう一度唇を重ねると、驚いていたAも、次第に俺に身を任せた。
▽エイジ編
『かわいい』
「え?」
急だなあ。今全然そんな雰囲気じゃなかったのに。
珍しく髪を乾かしてくれたえいちゃんは、くしで髪をといてくれていた。
『もーー、かわいいんだよAは』
「え?なに?なに!なんで急に!」
『うるさい』
ペシッと頭を叩かれ、大人しく手で口を塞いだ。
『俺さぁ、Aと付き合えて』
男らしく大きくて暖かい手に、頭を撫でられる。
『ホントに幸せだと思ってる』
「えいちゃ〜〜、私もだよ...」
『泣くなよ』
んふふ、といつものように笑ったえいちゃんに振り向くと、雑にも涙を拭ってくれた。
そのまま顔が近付いて、ゆっくりキスをする。
「ふえぇ...好き、」
『バーカ俺の方が』
口をつぐんでしまったえいちゃんは目を泳がせて、少しだけ、ほんの少しだけ顔を赤らめた。
「エイジくんなぁに?」
茶化すようにえいちゃんの頭を撫でると、その手は掴まれる。
『愛してる』
「ふぁ...」
幸せに包まれた直後、覆いかぶさったえいちゃんの愛は止まらず、たくさん愛し合いました。
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ゆちゃん(プロフ) - めろんぱんさん» ありがとうございます!励みになります!引き続く予定ですが、少し時間が空いてしまう事をご了承ください。。 (2018年8月26日 13時) (レス) id: 28a469272e (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 本当にすごく面白い小説で、大好きです( ; ; )第2弾楽しみにしてます! (2018年8月26日 1時) (レス) id: 0ae7433c54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃん(プロフ) - ユメさん» 読んでいただいてありがとうございます( ; _ ; )そんな風に言っていただけて嬉しい限りです!少し時間を置いての第二弾となりますが、楽しみに待っていただけたら光栄です! (2018年8月25日 17時) (レス) id: 28a469272e (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - もう読み始めたら一気に最後まで読んじゃいました!ゆちゃんさんの作る話が全て私の好きな小説の感じで、次の話が毎日楽しみです!無理せず更新頑張ってください!楽しみにしてマス! (2018年8月25日 17時) (レス) id: d3e1d985bc (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃん(プロフ) - 葵さん» ご意見ありがとうございます!わたしもお気に入りの作品なんです(*∩ω∩*)!強めに言われるの好きな女性、実は多いんじゃないかなぁって思ってるので(勝手に)。書いてて楽しかったです!今後ともよろしくお願いします(^O^) (2018年8月23日 14時) (レス) id: 28a469272e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆちゃん | 作成日時:2018年7月8日 20時