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森「あぁ、編成会議って今日でしたもんね」
「終わるのやっぱり嫌だよ…!!」
森「そりゃこのまで続けて来たんだもんねぇ…」
「残り数回とか考えたくないんだけど!」
諏「まぁそんな後ろ向きなことばっかり考えないで、前向きに考えていこうじゃない」
「…はい」
─帰宅後─
「ただいま〜」
陽「まま!おかえりっ!」
悠「おかえり〜って泣いたの?」
陽「まま、エンエン?」
「ああ大丈夫大丈夫!そんな大した事じゃないからさ。ご飯作っちゃうね」
悠「あ、うん」
陽葵が寝たあと、、、
悠「で、何があったの」
「へ?」
お風呂も済ませ、お互いに台本の確認をしていた時悠一さんからそんな声がかかった。
「あー、うん、ラジオがね」
悠「ラジオ?」
「うん、、ラジオが終わっちゃうんだ」
悠「また急だな。編成?」
「ん。内田さん達は頑張ってくれたみたいなんだけどね」
悠「そっかぁ…でもいきなり終わる訳じゃないんだろ?」
「一応、三月末が最後になるのかな」
悠「じゃあもう、やれる事を精一杯やって、聴いてくれてたリスナーさんたちに感謝しないとだな」
「うん。分かってるんだけど、やっぱり悔しくて」
悠「その悔しいって気持ちもどんどん伝えていけば?」
「えっ?」
悠「そしたら、もしかしたらお偉いさんに届くかもしれない。こんなに熱量持ってラジオをやってくれてたんだって。そうすれば、もしかしたら次に繋がるかもしれないだろ?」
「確かに…」
悠「大丈夫。今までやってきたことは無駄じゃないはずだよ」
「うん。信じてやってみる」
それからの収録は、あっという間だった。最終回までの数回は沢山の人に関わってもらったこと、大切な居場所であった事を改めて実感した。
─最終回─
「っと、言うことでもう本当にお別れのお時間がやってきました。いかがでしたでしょうか?」
諏「ほんとあっという間だったなぁ」
「ね、終わりを聞かされた時はほんとに辛くて収録後にスタッフの皆さんを困らせるくらい泣いてね」
ア「あんなに泣いてる姿初めて見たもんね」
「それだけ悔しかったってこと!あっでもここでひとつ私からお知らせさせてください。」
「私、個人的にYouTubeをやってるんですがスタッフと話し合い最低でも2ヶ月に1回そこで生配信のラジオをさせていただけることになりました〜!」
諏「これもめちゃくちゃゴネて決まりました。」
「若干、大の大人が引くくらいゴネてみました」
ア「凄かったなぁ」
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作者名:なつき x他1人 | 作成日時:2023年10月10日 0時