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最近の僕は、何かを忘れているような気がする
とても大事で絶対に忘れちゃいけないことのような気がするんだけど
勿論、何を忘れているかなんてすぐには思い出せないわけで
どこか心に引っかかりを感じながら、今日も朝を迎えた
登校するには早い時間に家を出て、向かうのは学校とは反対方向
徒歩5分とかからない場所にある、それ程大きくない普通のマンション
入居者共同の入口前にある階段に座って待っていると、その扉が開く音がして反射的に振り返った
一「あ、夜空君おはよう」
『おはよう、一途さん』
一「行こっか」
ニコッと笑った一途さん
今日も綺麗だな…
話を聞きながら学校へと向かいつつ、そんなことを思う
最近はよく一緒にいて、朝と放課後は勉強会をしている
一途さんは一週間くらい前に転校してきたばかりだけど、何故か離れたくないと思ってしまう
それどころか、いつも一途さんのことばかり考えてる
この気持ちはなんだろう
一「いつもごめんね？こんな早い時間に…」
今の時間は6時45分
学校にいるとすれば、部活をしている生徒と先生くらいだろう
『別に…。朝は特にやること無いし、大丈夫』
一「そう？ありがとう！」
『…うん』
ﾂｷﾝｯ…
頭の奥の方が痛んだ
自分で言った言葉に対して、たまに頭が痛くなることがある
その度に自分が何かを忘れているような気がする
でも、やっぱり思い出せない
一「どうしたの？ほら、早く教室行こう！」
『うん』
正門前で、痛みに一瞬動きを止めてしまった
一途さんに心配されたが、すぐに手を引かれる
何故か分からないけど、いつも正門あたりで手を引かれて早く早くと急かされる
楽しみにしてくれるのは嬉しいけど、そんなに急がなくてもいいのに
そう思いながら靴を履き替え、教室に向かう
廊下では滅多に人と会わないし、教室にもいない
いつもと違って静かな教室で、僕は一途さんの机の方…つまり、後ろを向いて勉強を教える
今日は英語で、一途さんが本屋さんで買ってきたというドリルを使う
一途さんは分からないところがあるとは言うけど、ちょっと教えればすぐ理解してくれる
元々は勉強ができると思うんだけど、あと一歩で詰まってしまうみたいだ
でも、いつも勉強を教えた後は
一「夜空君、教え方上手だね！ありがとう！」
と、満面の笑みで言ってくれる
それだけで心臓がドキドキする
この気持ちはなんだろう…
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アリア - 黒楼さん» 仕事……確かに忙しいですよね。ちょっとずつ頑張っていきましょう (2018年8月5日 22時) (
レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
黒楼(プロフ) - アリアさん» ちょっと仕事が忙しくなってますね…。でも少しずつ進めてるので、そのうちぅpします！ (2018年8月5日 20時) (レス) id: db04630d91 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - もしかして最近忙しい……？ (2018年8月5日 17時) (レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 黒楼さん» あー、有りかも。一途さん物静かだけど実はヤンデレとかwww (2018年8月3日 16時) (レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
黒楼(プロフ) - アリアさん» 目が死.んでますよ、それwいや、ヤンデレも有りか…？ (2018年8月3日 6時) (レス) id: db04630d91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒楼 | 作成日時：2017年4月11日 13時
