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放課後、授業が全て終わると教科書などを鞄に詰め込んだ
いつも通り赤也君が迎えに来てくれるまで本を読むことにする
一「夜空君」
『…なに?』
本を開いた瞬間に声をかけられ、横を見れば一途さんがいた
一「夜空君って、テニス部のマネージャーしてるんだって?」
『そうだけど…何で知ってるの?』
一「先生に聞いたの、一人で頑張ってるって。それで私考えたんだけど、私もマネージャーになりたいなって」
ざわ…っとクラス中が急にざわついた
一途さんはニコニコしてこっちを見てるけど、クラスの人たちは複雑な表情でひそひそと話をしている
『…それは、部長に聞いてもらわないと僕に決定権はないから』
一「そっか。じゃあ、今から一緒に…」
切「Aっ…!!」
ぐい、っといきなり腕を引かれた
そちらを見れば、息を切らして少し怒った顔をしている赤也君がいた
切「部活行くぞ!」
『あ、うん…』
そのまま無理やり立たされ、ぐいぐいと引っ張られる
何とか鞄を引っ掴み、教室を出ようとする赤也君に必死に着いていく
-バンッ ガタンッ
部室に着けば乱暴に扉を開き、僕をロッカーへと押しつけた
『っ…!』
切「何やってんだよ!A以外のマネージャーなんていらねぇよ!」
指が食い込むほど掴まれた肩の痛みと、至近距離での怒鳴り声に思わず顔を歪めた
それでも赤也君の怒りは止まらず、目は赤くなっている
切「はっきり断んねぇと前の奴みたいにまた来るだろ!何を頼まれても断れって言ったよな!?今日のお前、どうしたんだよ!」
丸「おいおい、外まで聞こえて…って、赤也!?」
ジ「おい、何やってんだよ…!」
痛みで目尻に涙が溜まってきたとき、ちょうど先輩達が入ってきた
丸井先輩とジャッカル先輩が赤也君を抑え、僕は柳先輩に肩を抱かれて赤也君から離された
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アリア - 黒楼さん» 仕事……確かに忙しいですよね。ちょっとずつ頑張っていきましょう (2018年8月5日 22時) (レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
黒楼(プロフ) - アリアさん» ちょっと仕事が忙しくなってますね…。でも少しずつ進めてるので、そのうちぅpします! (2018年8月5日 20時) (レス) id: db04630d91 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - もしかして最近忙しい……? (2018年8月5日 17時) (レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 黒楼さん» あー、有りかも。一途さん物静かだけど実はヤンデレとかwww (2018年8月3日 16時) (レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
黒楼(プロフ) - アリアさん» 目が死.んでますよ、それwいや、ヤンデレも有りか…? (2018年8月3日 6時) (レス) id: db04630d91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒楼 | 作成日時:2017年4月11日 13時