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その後、結局部活ではドリンクやボールの入ったカゴを持つことは出来なかった
他の部員には申し訳ないけど、暫くは色々手伝ってもらわなければいけない
自分でもどれくらいの物まで持てるかは把握して出来る仕事をしている…んだけど
幸「A、大丈夫?俺が持とうか?」
切「あぁ!危ないって!俺が持つから無理すんなよ!」
比「A君、よろしければお持ちしますよ?」
真「む…。少し休んだらどうだ?後は俺が運ぼう」
丸「お?それドリンクだろぃ?運んでやるよ、ジャッカルが」
ジ「俺かよ!…まあ、いいけど。Aも大変だな」
柳「無理するなA。こんな時くらい、俺を頼ってくれ」
仁「重いじゃろ?まーくんが持っていっちゃるきに」
ちょっと物を持って歩けば誰かに声をかけられ、また何かを持てば声をかけられ
部員にも声はかけられるけど、レギュラー陣から声をかけられる方が多いってどういうことだ
というか、僕は持てるだけの物だけ持って、後ろでは後輩や同級の部員がほとんど持ってくれてるんだけど
見えてないみたいだね
あんなに練習について厳しい真田先輩まで…
『…僕は大丈夫ですから、練習に行ってください』
幸「俺たちはAのことを思って…」
『行って、ください。じゃないと何のためにマネージャーを引き受けたのか分からないじゃないですか』
切「ぅ…。そう言うなら…」
何とか説得したが、僕が動く度に視線も背中を着いてくる
視線を感じる度に振り返れば、それと同時に目をそらすレギュラー陣の誰か
…バレバレです、みんな
何だか監視されてるみたいで落ち着かない
けど、それだけ心配されているとわかるから、申し訳ないのと同時に少し嬉しくもある
後輩部員「じゃあ、次はこのボールを持っていくんですね」
『うん。じゃあ、こっちは僕が持ってく。…ぅっ』
-ズキッ
あまり重くないと思ってカゴを持てば、持ち方も悪かったのか横腹が痛んだ
思わず声が出てしまい「あ、やばい…」と思った瞬間
幸「A大丈夫!?やっぱり俺が持つよ!」
比「いえ、ここは私が!」
切「先輩たちは練習してください!A、やっぱ手伝うって!」
…前言撤回、やっぱり鬱陶しいかもしれない
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アリア - 黒楼さん» 仕事……確かに忙しいですよね。ちょっとずつ頑張っていきましょう (2018年8月5日 22時) (レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
黒楼(プロフ) - アリアさん» ちょっと仕事が忙しくなってますね…。でも少しずつ進めてるので、そのうちぅpします! (2018年8月5日 20時) (レス) id: db04630d91 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - もしかして最近忙しい……? (2018年8月5日 17時) (レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 黒楼さん» あー、有りかも。一途さん物静かだけど実はヤンデレとかwww (2018年8月3日 16時) (レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
黒楼(プロフ) - アリアさん» 目が死.んでますよ、それwいや、ヤンデレも有りか…? (2018年8月3日 6時) (レス) id: db04630d91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒楼 | 作成日時:2017年4月11日 13時