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-柳視点-
あの後、幸村は部室の鍵を返すために職員室へ行き、弦一郎も一緒に帰るため着いていった
俺は夜空との約束があるため正門へ向かったのだが
「なぜ赤也がいるんだ」
切「え、だって一人で待つってAが言うから、柳先輩が来るまでいてあげようと思って」
俺が部室で話している間、夜空は赤也と二人で楽しく話していたというのか
「すまないな、夜空。帰ろうか」
『はい。じゃあね、切原君』
切「タメなんだからさ、苗字はやめようぜ？赤也でいいよ」
『じゃあ、赤也君』
切「ん〜、まあいっか。じゃあな、A！」
手をブンブン振りながら去って行った赤也
同い年だとお互い名前呼びが出来るというのも羨ましいな
赤也を見送り、やっと二人で家の方向へと歩き出す
「早速ですまないが、色々聞いてもいいだろうか？」
『はい、どうぞ』
夜空の了承を得て、夜空専用のノートを開く
今のデータ量はページ1枚にも満たない
「まず、体重は？」
『…さあ。計ったことがないので』
「ふむ…そうか。では血液型は？」
『A型』
「誕生日は？」
『1月20日』
「…水瓶座か。利き手は？」
『右です。左も使えますけど』
「では、両利きか？」
『いえ。親は教えたことが無いと言ってますが、色々やってみたら出来ました』
「ほぅ…俺が思うに、夜空はやらせれば何でも出来る天才肌だな」
『…よく言われます』
…あまり喋らないのかと思ったが、こちらから質問すれば案外喋るようだ
とりあえず家に着くまで質問を繰り返す
「…なるほど、次だが…」
『あ、すいません。家着きました』
「…ここか？」
学校の正門から出て11分と13秒、夜空の家に着いたらしい
目の前にはタワーマンション
まだ新築だがこのあたりで一番大きく高いマンションだ
「親御さんは、大企業にでも勤めているのか？」
『…父がIT企業に』
「ちなみに何階に住んでいるんだ？」
『最上階です、一応』
「そうか…今日は色々聞けてよかった。ありがとう」
『いえ。ではまた明日』
「あぁ…夜空」
お辞儀をしてマンションに入ろうとする夜空を引き止めれば、真っ直ぐこちらを見て首を傾げてきた
確かに、精市が言ったようにこれは可愛い
「夜空のこと、名前で呼んでも構わないだろうか？」
『はい、いいですよ』
「そうか、ありがとう。ではまた明日、A」
『はい』
再度お辞儀をして、今度こそマンションへと入っていった
今日だけで大収穫だな
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アリア - 黒楼さん» 仕事……確かに忙しいですよね。ちょっとずつ頑張っていきましょう (2018年8月5日 22時) (
レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
黒楼(プロフ) - アリアさん» ちょっと仕事が忙しくなってますね…。でも少しずつ進めてるので、そのうちぅpします！ (2018年8月5日 20時) (レス) id: db04630d91 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - もしかして最近忙しい……？ (2018年8月5日 17時) (レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 黒楼さん» あー、有りかも。一途さん物静かだけど実はヤンデレとかwww (2018年8月3日 16時) (レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
黒楼(プロフ) - アリアさん» 目が死.んでますよ、それwいや、ヤンデレも有りか…？ (2018年8月3日 6時) (レス) id: db04630d91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒楼 | 作成日時：2017年4月11日 13時
