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お昼は赤也君が迎えに来てくれる

だから昼休みになっても席から動かず、いつも通り読書をしながら待とうと本を開いた

すると軽く肩を叩かれた



一「夜空君、ちょっとお願いがあるんだけど」

『…なに?』



少し気まずそうに話しかけてきたのは一途さん

とりあえず話だけでも聞いてあげようと、さっき開いた本を閉じた



一「まだ学校の中、よく分からなくてさ。もしよければ、案内してほしいなって…いいかな?」

『…まあ、いいけど。今?』

一「うん。できれば、その後一緒にご飯食べない?」

『い…あ、ごめん。今から他の人と食べる約束してるから』



何でだろう、いいよって言いそうになった

先輩達と食べる約束をしてるのに、一瞬忘れかけてた



『ご飯は、無理だけど…その後なら、案内はできるよ』

一「本当?じゃあ、先に食べてここで待ってるわ。夜空君もお昼食べた後、案内お願いできる?」

『うん、いいよ』

一「やった!ありがとう」



案内を引き受けただけなのに、一途さんはすごく嬉しそうに笑う


お昼を食べた後は赤也君と他愛ない話をしたり、先輩達とテニスについて話をするのが日課になっている

だからお昼を食べた後、すぐに屋上を出ることなんて無いんだけど

何か完全に断るのが申し訳なく思えて、思わず引き受けてしまった

どうせお昼はおにぎりだけだし、時間は十分あるから、まあいいか



切「A!行こうぜ!」

『あ…じゃあ、また後で』

一「うん、また後でね」



赤也君が来たから席を立ち、赤也君と二人で屋上に向かう

教室に来たときは笑顔だったのに、一途さんを見つけた瞬間に赤也君は睨んでいた



切「あいつ、転校生だろ?」

『うん。一途さん』

切「ふーん…。で、何話してたんだよ」

『学校を案内してほしいって頼まれた』

切「はぁ?別にAじゃなくてもいいじゃんかよ。断れって」

『でも、もう承諾しちゃった。それにご飯食べたら行く予定』

切「まじかよ…。いいか?次何かに誘われても行くんじゃねぇぞ!」



わかったか!?と指差されてまで言われ、頷くことしかできなかった

でも正直お願いされたときは断るつもりだったんだけど、何故か急に考えが変わった

今までこんなことなかったのに、どうしてだろう?

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設定タグ:男主 , テニスの王子様 , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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アリア - 黒楼さん» 仕事……確かに忙しいですよね。ちょっとずつ頑張っていきましょう (2018年8月5日 22時) (レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
黒楼(プロフ) - アリアさん» ちょっと仕事が忙しくなってますね…。でも少しずつ進めてるので、そのうちぅpします! (2018年8月5日 20時) (レス) id: db04630d91 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - もしかして最近忙しい……? (2018年8月5日 17時) (レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 黒楼さん» あー、有りかも。一途さん物静かだけど実はヤンデレとかwww (2018年8月3日 16時) (レス) id: 669a2abbdb (このIDを非表示/違反報告)
黒楼(プロフ) - アリアさん» 目が死.んでますよ、それwいや、ヤンデレも有りか…? (2018年8月3日 6時) (レス) id: db04630d91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒楼 | 作成日時:2017年4月11日 13時

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