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『…じゃあ、俺は行きますね。ご馳走様でした』



あまり長居をしては今後も何をされるか分からないと判断し、急いでハムサンドを平らげてカフェラテを飲み干すとリュックを背負って立ち上がった



コナン「えー、もう行っちゃうの?」

安室「そうですよ。僕のシフトが終わる時間はまだまだ先ですよ?」

『いや、知らんし。会計お願いします』



なんで最後までいることになってんのさ

あれか、ハムサンドの作り方を教えてくれるってくだりがまだ続いてるのか

行かないよ、絶対

ハムサンドのレシピを得る代わりに、別の何かを失いそうな気がするから



コナン「Aさん、どこかにお出掛け?ボクも着いて行っていい!?」

『来てもいいけど二度と口利かないよ?』

コナン「大人しく家に帰ります」

『うむ、よろしい』



さすがコナン君、物分かりが良くて助かるよ

率直に言えばチョロいって事なんだけどさ

まだこの辺りを見て周りたいし、買い物もして帰るから変に家まで着いて来られると厄介なんだよね


二人分の会計を済ませて外に出ると、少し時間が経ったからなのか道を行き交う人の数が増えていた

来た時はあまりよく周りを見てなかったけど、ここって意外と大きな通りだったんだね

うん、正に東京って感じ



安室「仕方ないですね…。ありがとうございました、また来てくださいね」

『…まぁ、気が向いたらまた来ますよ。ハムサンド美味しかったんで』

安室「っ、A君がデレた…!尊い…!いつでもお待ちしてます…!」

『はいはい、どうもー』



扉に掴まったままズルズルと座り込んだ安室さんを、言葉とは裏腹に哀れみの目で見下してあげた

残念だよねぇ、イケメンなのに中身がこれじゃあ

多分俺に対してだけなんだろうけどさ



コナン「Aさん、ボクの分も払ってくれてありがとう!」

『お店教えてくれたしね。どういたしまして』

コナン「あ、そうだ!これ、ボクの連絡先だから登録しておいてね!」

『え』

安室「あ、じゃあ僕も渡しておきます。名刺ですけど」



ずいっと二人からメモと名刺を差し出され、3秒ほど躊躇したけど受け取っておいた

突っぱねてやろうかと思ったけど、この世界に知ってる人が誰一人としていない事を思い出したから仕方なくね

登録だけしておいて、本当にどうしようもなくなった時にだけ連絡させてもらおう

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設定タグ:男主 , 名探偵コナン , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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りうむ(プロフ) - どうか続きをおねがいします! (2023年2月16日 17時) (レス) @page16 id: 200f0be8f0 (このIDを非表示/違反報告)
しのぶ - 凄く面白いです。楽しみに更新を待ってますね! (2022年12月12日 5時) (レス) @page16 id: 0ed4fa3946 (このIDを非表示/違反報告)
- 最高です!!!!! 続き待ってます! (2022年5月10日 7時) (レス) @page16 id: 8a71ff95f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - アハハ、コナン君安室さんは彼が好きなんだね、一目惚れだね、彼もこれから大変だぞ。続きが楽しみです (2022年4月17日 8時) (レス) @page16 id: ef5d083eda (このIDを非表示/違反報告)
😭 - いつ頃続き出ますか? (2022年3月26日 21時) (レス) @page16 id: 7ddd684455 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒楼 | 作成日時:2019年6月6日 12時

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