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安室「まぁいいさ。子どもにできることなんて限られてるし」
コナン「むしろ子どもにしか出来ない事だってあるんだよ。例えば、こうやって人前でも抱きつけたりとかね」
安室「は?…って、おい!何をやっているんだ!離れろ!」
見せつけのつもりなのかコナン君が腰に抱きついてきた
これが普通の子だったら可愛いねーで見過ごすんだけどさ…
『はい、この手は離そうね』
コナン「あー!」
『あー、じゃない』
どさくさに紛れてお尻を触るんじゃない
小学生がセクハラするな
男の尻なんて触って何が楽しいんだ
だからって女性ならいいってわけでもないけど
安室「…あの、少し気になったんですけど二人は以前から知り合いだったんですか?」
コナン「知り合いどころか将来を誓い合ってるから」
『こら、勝手なこと言うな。ついさっきそこでぶつかりそうになってからまだそんなに経ってないでしょ』
安室「なるほど。では、A君と一緒にいる時間は僕もそれ程変わらないわけですか。安心しました」
いや、何に対する安心だよ
個人的にはさっきから嫁になれだの食べたいだのと言われて微塵も安心できてないんだけど
しかも安室さんは俺より体格がよくて力も強いし
本気を出されたらマジで逃げられないよ
安室「それで、コナン君はどうしてこんな時間から外に?」
コナン「Aさんの気配に反応したから」
『何その俺センサー。さっきは散歩って言ってたじゃないか』
安室「へぇ、こんな朝早くから散歩か。あまり感心はしないね。はい、お先にカフェラテと…オレンジジュースですっ」
俺の前にはカフェラテがそっと置かれ、コナン君の前には中身がこぼれない程度に力強くオレンジジュースが置かれた
気持ちが隠しきれてませんよ、安室さん
コナン「でも嘘じゃないよ。今日はなんだかあの時間に散歩に行かなきゃいけない気がしたんだ。それでAさんに出会えたんだから、これはやっぱり運命だよね!」
百歩譲って偶然だよ
俺はあの時間に外に出た事を後悔してるからね
でも補正がある以上、いつ出掛けようがコナン君と遭遇するような気がするな
…やべ、俺も運命を意識しつつあるぞ
もう考えるのは止めよう
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りうむ(プロフ) - どうか続きをおねがいします! (2023年2月16日 17時) (レス) @page16 id: 200f0be8f0 (このIDを非表示/違反報告)
しのぶ - 凄く面白いです。楽しみに更新を待ってますね! (2022年12月12日 5時) (レス) @page16 id: 0ed4fa3946 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - 最高です!!!!! 続き待ってます! (2022年5月10日 7時) (レス) @page16 id: 8a71ff95f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - アハハ、コナン君安室さんは彼が好きなんだね、一目惚れだね、彼もこれから大変だぞ。続きが楽しみです (2022年4月17日 8時) (レス) @page16 id: ef5d083eda (このIDを非表示/違反報告)
😭 - いつ頃続き出ますか? (2022年3月26日 21時) (レス) @page16 id: 7ddd684455 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒楼 | 作成日時:2019年6月6日 12時