☆特撮短編集３☆

離れたくない ライト 【Mai☆様リクエスト】 ページ17

ライトは子供の姿に戻ることが出来ない、そう聞いたとき、正直嬉しかった。子供の姿に戻れないっていうことは、ライトは昴ヶ浜に帰れない、レインボーラインにずっといるってことでしょ？

ライト達を昴ヶ浜へ帰してあげる……。前はそう思っていたのに、ライトのことを好きになってから、ライトと離れたくない、そういう思いが日に日に強くなっていった。

……こんなことを思っている私は、最低な子ですか……？





貴「ねぇ、ライト。ライトは、昴ヶ浜に帰りたい？」

「え？う〜ん……。もちろん、昴ヶ浜に帰りたいよ。」

……だよね。こんな質問、答えはYesに決まってるのに……。何で聞いちゃったんだろ。……やっぱりライトに帰ってほしくないンだな、私。

貴「そう……だよね。変なこと聞いてごめん。」

少し泣きそうになったから、他の車両に向かおうとした。すると、ライトが手を掴んできた。

「待って、A。俺、昴ヶ浜に帰りたいけど、Aとも離れたくないんだよ？」

貴「え……？」

「俺、Aが好きだから、離れたくない。一緒にいたい！」

……ライト、私のこと好きだったんだ。

「でも、昴ヶ浜には家族がいるから……。どっちも大事だから、どちらか片方を選ぶなんて……出来ない。」

ライトの口からこんな言葉が出るなんて思ってなかった。私のことも大事……なんて。

離れたくない2→←サヤ様へ！

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