○52話 ページ4
.
「人の心配してるくらいなら自分の心配したら」
．
そんな冷たい声にびっくりする
確かに私は2人になにがあったかわからない
でも…
．
『私はただっ……』
「あっそっかAちゃんバカだもんね、人のこと考えないただのバカ」
『どういうこと』
．
そんなこと言われて
黙っていられるわけがなかった
．
怒ったようにそうきくと
ヒラくんは不敵に笑う
．
「Aちゃんがさっき…“香坂”を怒らせた理由教えてあげる」
『…っ』
「…………っ？！ やめろっ！！！」
．
さっきまで黙り込んでいたキヨくんが
急に声を荒らげた
．
ヒラくんがレトくんのことを知っている理由も
わからない
．
でも、自分の好奇心に叶うはずなかったんだ
．
「香坂ね、親がいないんだ。 二人とも自 殺した」
．
私はいつの間にか教室に向かって走り出していた
はやく
とにかくはやく！
．
なんとなくわかった、
レトくんが私のお母さんを心配してくれた理由が
．
私は、
なんということをしてしまったんだろう
．
どこまでもバカな私は
．
「…なんで怒らせたとか知ってるんだよ」
「ちょっと知り合いに頼んでね」
．
そんな会話が繰り広げられていることに
気づかない
．
＊＊＊
．
職員室にいってレトくんの住所をきいて
なんとかレトくんの家と思われる場所に着く
．
おばあちゃん家に住んでいるのだろうか
どこか和風な雰囲気があった
．
ピンポンを押すと、
「はーい」とレトくんの声がきこえる
．
ドアを開けたレトくんは驚いたように
目を見開いた
．
『…好きな色は何色？』
「は？」
「好きな食べ物は？」
「…」
．
レトくんは戸惑っていた
それでも私は言葉を続ける
．
『私のこともいっぱい教える、だからレトくんのことも教えてよ…レトくんの全部を受け止めてあげる』
．
泣きながらそう言う私の顔に
レトくんはそっと手をのばし涙をぬぐってくれた
．
ちょっぴり不器用で
1人で抱え込みやすくて
それでも優しくて
．
遅くなったけどやっと気づけた
．
『私ね、レトくんが好きだよ』
．
＊
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
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西 - この方角に福があるはずです
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イリヤ(プロフ) - もちうさぎさん» 本当にごめんね、パスワード自体は覚えてるしあってると思うから大丈夫！本当に駄目そうだったらまた考えるね。ごめんねm(_ _)m (2016年10月2日 18時) (
レス) id: 311272acd4 (このIDを非表示/違反報告)
もちうさぎ(プロフ) - イリヤさん» わかった！報告ありがと！パスワードもう一回どっかに書こうか？ (2016年10月2日 18時) (レス) id: 0d071e220a (このIDを非表示/違反報告)
イリヤ(プロフ) - 駄目だ。いっちー非常に申し訳ないんだけどパスワードミスりまくって入れなくなった(´・ω・｀)数日たたなきゃ入れないからしばらく更新できないかもだから更新できそうだったら勝手にしちゃっていいよー。m(_ _)mごめんね、パスワードは正確に入れたつもりなんだけどな (2016年10月2日 1時) (レス) id: 311272acd4 (このIDを非表示/違反報告)
もちうさぎ(プロフ) - ユズリさん» すみません汗 設定するのを忘れてました汗 わああ！本当ですか！ありがとうございます！はい！更新頑張りますね！！ (2016年9月18日 10時) (レス) id: 0d071e220a (このIDを非表示/違反報告)
ユズリ(プロフ) - （人１）ってなってるのは元々ですかね…？
1日で前編も読んでしまいました…！更新楽しみにしてます！ (2016年9月17日 21時) (携帯から) (レス) id: 4d330dac70 (このIDを非表示/違反報告)
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