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「・・・俺たち、あの後何もなかったと思う？」
そう尋ねる涼太くんの手は、
戸惑う私の腰やお腹を撫でるから、反射的に体が震える。
「どうだと思う？」
「わ、かんない・・・」
「わかんないかあ・・・」
少し笑みを含んだような言い方をしたと同時に、
私の体はあっという間に仰向け。
そして目の前には、涼太くんがいる。
「りょ、たくん。」
「昨日はね、Aちゃんが寝ちゃったから・・・」
何もなかったよ。
私の首筋に口付けながら聞こえる声にくらくらする。
安心したのか残念なのか、自分でも感情がわからない。
「俺のこと、大好きなんだよね？」
「っあ、」
首筋を厚い唇でなぞられうると、思わず声が漏れる。
「・・・・そんな可愛い声出して。」
「あ、ちが、っ・・・」
「昨日あんなこと言われて、家に来たと思ったらお預けなんて、
こんなに小悪魔な子だとは知らなかったなあ。」
「んっ、あ・・・」
ちゅ、ちゅと首筋や耳たぶを吸われる。
涼太くんの低い声が脳に直接注ぎ込まれるような感覚がして、
手で触られているわけでもないのに声が出てしまう。
「・・・俺の気持ちも知らずに、大好きなんて言って。」
「え・・・・」
「俺も、Aちゃんのこと好きだよ。」
「それって、えと、」
「・・・妹じゃない、一人の女性として、君のことが好き。」
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ぺぺ - とても素敵なお話で一気読みしちゃいました…!次回作楽しみにしてます! (2020年12月31日 1時) (
レス) id: 4214485061 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です完結おめでとうです (2020年12月26日 16時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いくらさん。 | 作成日時：2020年11月30日 1時
