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涼太くんと一緒の帰り道はドキドキしっぱなしだった。
私をときめかせながら言う意地悪はずるい。
自然と手を握ったり、可愛いと言ったり、私の心臓はそのうち破裂してしまうかもしれない。
意地悪されてばかりでは悔しいから、
勇気を出して涼太くんの前だから照れると伝えれば、
驚いた顔をしていて少し気分がよかった。
それからはゆっくり歩きながら色んな話をした。
ダンスの話、メンバーの話。
昔からそんなに口数の多い人ではないけれど、一言一言が丁寧で、
そんなところが今でも大好き。
会わなかった間の私の話もしているうちに、
気づけば私の家の近くまで来ていた。
「・・・もう着いちゃうね。」
「涼太くん？」
涼太くんがぽつりと呟くと、私の手を握る力が強くなる。
「帰したくないって言ったら、どうする？」
「っえ、と・・・」
「はは、困らせちゃったね・・・今は、これで我慢しておくね。」
私をキュン死させるようなことを言ったかと思えば、
目の前には涼太くんの綺麗な首筋。
そして、前髪をすっとよけられて、額には柔らかい感触。
「え、」
「今日はこのくらいにしておくね。さ、もう着くよ。気をつけてね。」
また連絡すると告げる涼太くんに無意識で手を振りながら家に入ると、
急に体の力が抜けてきて、玄関にへたりこんでしまった。
「・・・・生きてる？」
涼太くんの行動って、私の寿命を縮めにきてる。
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ぺぺ - とても素敵なお話で一気読みしちゃいました…!次回作楽しみにしてます! (2020年12月31日 1時) (
レス) id: 4214485061 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です完結おめでとうです (2020年12月26日 16時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いくらさん。 | 作成日時：2020年11月30日 1時
