ロマンス (ページ8)

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先輩はコーヒーを頼んでたけど私は飲めないからホットココア。

先輩も何も話さないし、私が話し始めるわけでもなく。
気まずいままやっと運ばれてきたコーヒーとココア。
お互い少し飲んでカップをテーブルに置いたら先輩が話し始めた。

海「…あのね、話したいことなんだけど。」

「はい…」

海「俺Aのこと好きなの」

「え？」

予想してなかった言葉に驚きすぎて、開いた口が塞がらない。

海「Aと付き合ったら俺のほうが先に卒業しちゃうでしょ？だから寂しい思いさせちゃうし付き合わない方がいいなってずっと思ってて。それでずっと曖昧にしてた。ごめんね」

海「最近俺のとこ来なかったり、久々に来たと思ったらなんかイケメンと来るし、しかももらっていいかとか言われるし！動揺しすぎて変なこといっちゃったし…ほんとにごめん…」

そんな可愛いことを見たことないような泣きそうな表情で言ってくる先輩。
私も謝らなきゃって口を開こうとしたらまた先輩が話し始めた。

海「…もう俺のこと好きじゃないかもしれないけど。俺と付き合ってくれませんか？」

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