ロマンス (ページ2)

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ユキ「ちょっと先輩から離れてみれば？」

「え？なんで？」

ユキ「Aが先輩に告白するのいつも隣で見てるけどさ、いつもあんな態度じゃん。Aだって無理だなって思ってるんじゃないの？」

「それは…」

図星。このまま先輩に好きって言い続けても何も変わらないんだろうなって薄々気付いてた。

ユキ「ごめん、言いすぎた！でも明日から12月だしクリスマスあるしさ、ちょっとは先輩以外も見てみなよ。それでやっぱり先輩だなって思えば私は何も言わないから。ね？」

ユキにそう言われて渋々先輩を離れてみることにした。

必然的に会うのはしょうがないけど、自分からは会いに行かないってルールを決めて先輩離れして、早1週間。

今まで先輩を追いかけてた時間何しようって思ってたけど案外平気だった。

席替えで隣になった松田くんは今まであんまり話したことなかったけど休憩時間の時は毎回話しかけてくれるし面白い。

自分から先輩に会いに行ってただけで普通に生活してたら全然会えないんだなあ

まあ学年違うから当たり前か

授業中にぼーっとそんなことを考えてたら松田くんから机をトントンって叩かれた。

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