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それにてこの会はお開きとなり、皆が気まずい空気のなか、自宅へと帰っていった。
会場に残ったのは私と陛下とお父様だけだった。
殿下とサクラ嬢は衛兵に連れていたれたようだ。
静まり返った中、最初に口を開いたのは陛下だった。
「ファンラルよ、勝手なことをしてすまないな」
陛下は眉尻を下げお父様と向かい合った。
お父様は深い溜息を吐いたあと陛下の顔を見据えた。
「……言ってしまったものは仕方がない。
…………Aの父の座は譲らんぞ」
ぼそっと言ったお父様は少し頬を赤らめていて何だか可愛らしく感じた。
そうとなったら話は早く、私は前代未聞の女王となるべく王宮に移り住んだ。
お兄様やエミルは反対したものの王命に逆らうわけにもいかないので、大人しく王宮に移ったのだ。
＊
『……それにしても、やることが無い。』
何故かと言うと私もこれまでそれなりに色々頑張ってきたおかげが、王宮直属の教員達は皆私に教えることはもうないと言って辞めていったのだ。
修行し直すとかなんとか……
なんで？って思ったよね
十分強いんだもん。
そんなこんなでここ一週間で王宮図書館の本はほとんど読破してしまったのでいよいよすることがなくなった。
いっそ裁縫とか料理も極めようかな？
ある程度のことはできるけど、暇だし……いいよね？
よしっ！まずは簡単なホットケーキからにしよう！
粉は……ハク粉でいいかな？小麦粉みたいなもんだしね！
そうとなれば料理長に直談判しに行きましょ！
続く (更新停止中)
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作者名：ぽむぽむぽあろ | 作成日時：2019年3月16日 4時
