花宮さん、気づいて！【ヒロアカ】 (ページ4)

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花宮さんの虜がよにん。ページ4

絡まる蔦

包む蕾

突き刺さる葉

目くらましの花弁

試験の内容は、巨大ロボットを敵に見立て
被害者役の役者たちを救出するものだった。

Aは、極力鉄片が出ないように攻撃し、ロボットを捕縛。

同時に被害者達を安全なところにひとかたまりに移動させ、戦いの合間に駆け寄り声を掛けた。

広い敷地の中様々な場所でロボットが出現するのを1人で捕縛しつつ、どこにいるのか分からない被害者を探し安心させた。

更に、試験終了後にロボットを修復させた。

根津「やっぱり凄いね！予想以上だよ！
面接は………するまでもないけど形だけでもしようか。」

根津の言葉に教師たちは頷いた。

『ふぅ…お役者様方、お疲れ様です
こちら体力回復の花蜜です。どうぞお召し上がりください』

Aは、自身の個性で花形の器にとろりと蜜を注ぐと、役者たちに手渡した。

「あらありがとう
あまり甘くなくて美味しいわね」

「そうか？すごく甘いと思うのだが…」

「僕のはスッキリする甘さだよ！」

三者三様に蜜の味の感想を言い合う。
Aの蜜は飲む人によって味が変わるのだ。

その旨を話すと、皆は目を輝かせ蜜をトレードして飲み始めた。