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山田に突然の告白＆キスをされてからはや1週間。
あれだけすればギクシャクしてしまったってしょうがないだろうに、気まずくなってるのは俺ばかりで、山田はといえば逆にやる気を出しているようにも見える。
雑誌の撮影で一緒になろうものならここぞとばかりに引っ付いてくるし、寒気がするような甘いセリフを耳元で囁いてくるし、俺がオフだとわかった日にはすぐに｢伊野ちゃん！ご飯行こう！｣だもの。
最初は新手のドッキリかと思ったけど、こんなに長期間で仕掛けられては困ってしまう。
2人きりになるとまた何されるか分かったもんじゃないし、以前とは別人のように俺が何かするたびに｢可愛い｣とその甘いマスクを蕩けさせる。
そういうのは、知念に言ってやれっつーの…。
大貴｢いーのちゃんっ！どうしたの？最近なんかゲッソリしてんね！｣
『だぁいちゃぁ〜ん…！！』
大貴｢わっ！え、ほんとにどうしたの？｣
『これは俺の友達の話なんだけどね！？なんか最近めっちゃ言い寄ってくるやつがいるらしくて、自分でもどうしたらいいかわからないんだってぇ』
大貴｢てことはその人その相手のこと嫌いじゃないんだ？｣
『え？』
大貴｢え？だって、嫌いだったら拒否するよね？｣
『あぁ、そっか…たしかに…
っでも、その人前までは普通に仲良かったらしくて、その…同じ部活の…めっちゃ結束力高い感じの部活の！』
大貴｢ふーん…｣
『だから、距離感がよくわからないっていうか…』
大貴｢大変なんだねぇ…
それにしてもさ、伊野ちゃん随分実感こもってるね｣
『ほぇ！？いや、その、あれだよ、大事な親友だから！』
大貴｢そっか、じゃあその親友さんに言っといて！
その人のこと、大事に思うんだったらちゃんとはっきりしてあげなきゃだめだよって！｣
『大ちゃん…実は恋愛マスター…？』
大貴｢ふふん、いまさら気づいたの？｣
『振られん坊将軍だと思ってた…』
大貴｢おい！誰が全戦全敗だ！｣
最初は相談する相手間違ったかと思ったけど、大ちゃんらしからぬ素晴らしい答えが返ってきたし、程よくバカで助かった。
そっか…
その人が大事なら…そうだよな…
明日、ちゃんと山田に言おう。
“付き合う気は無い”って。
言う、つもりだったのに。
｢おはよう、伊野ちゃん！｣
『ぉは、よう…』
その子犬みたいな笑顔を見ると、調子が狂ってしまう。
俺の頭も、そうとうイカレてきてるんだな…
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ぺす。(プロフ) - Jumploveさん» ありがとうございます(*´-`*) (2017年1月5日 11時) (
レス) id: 7cb77570db (このIDを非表示/違反報告)
Jumplove - すっごい、感動しました！読んでる途中、涙がでできました。 (2017年1月5日 11時) (レス) id: dcced1e667 (このIDを非表示/違反報告)
ぺす。(プロフ) - 澄みやかさん» ありがとうございます(*´-`*) (2017年1月4日 14時) (レス) id: 7cb77570db (このIDを非表示/違反報告)
澄みやか - 結婚式最高でした！本当に感動して泣きそうになりました。 (2017年1月4日 11時) (レス) id: c1ee294b9d (このIDを非表示/違反報告)
ぺす。(プロフ) - まみさん» いえいえ、こちらこそです (2017年1月3日 15時) (レス) id: 7cb77570db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺす。
| 作成日時：2016年12月16日 17時
