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絶対 ページ44

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「俺の話を聞いて欲しい」
「…、はい」



「俺は、鬼殺隊風柱、不死川実弥って名前だ。好きなモンはおはぎ、嫌いなモンは鬼。鬼殺隊の任務として、此処に来た。目の前に居る鬼を殺した。それが俺の役目だから。何も知らなかった、あの時は。

その後、Aに出会った。あの時の俺は、初めてお前に会ったんだ。Aは、俺の事を覚えててくれてたんだよなァ。悪かった、俺は知らなくて。

それから夢を見るようになった。主人公は何処にでも居るような少女だ。家族を護る為に、一人で戦ってた。家族を護る為に、痛みに耐えてた。でも、その家族を失ってた。ソイツは。それをまた自分のせいにして、傷付けてた。

それを救った奴が居た。俺の最も嫌いな生き物だった。でもソイツの事をよく分かってて、気に食わねェがソイツに生きる事を導いていた。

何度も言う、気に食わねェ。俺が最も嫌いな生き物だったからだ。そして、その役目は俺がしたかったからだ。そんで俺は、成長した少女に会った。ソイツに良く似合う、とある花畑で。でも俺が最初に会ったのはソイツじゃなかった。もう一人のソイツだった。

最初はその女が嫌いだった。全部分かったような口調で、あたかも自分は成功者ですみたいな態度で俺に突っかかってきた。まァ、色々あってその女とは結構一緒に居たんだけどなァ。最後の最後まで憎たらしい奴だったけど、いつの間にか俺はその女が嫌いじゃなくなってた。ウザったいけどなァ。多分向こうもそう言ってると思う。大っ嫌いって。

そんでとある少女に会った。そん時、らしくもなく俺が泣いててさ。でもソイツ、動揺しながらも俺の涙拭ってくれて。ソイツからしたら何処の誰かも分かんねェ男だぞ?なのにソイツは馬鹿なんか分からねェけど心から心配しやがって。

ほんとに、愛おしくて仕方なくて。思わず護りたいとか言っちまって。そしたらソイツも肯定してくれて。すげェ嬉しかった。絶対護ろうって思った。絶対幸せになって欲しいって、思ったんだァ。でも俺がまだガキ臭くて、ソイツに対して手荒な真似をとっちまってさァ。

"無価値"って何だよ。なんでもっと自分を大事にしねェんだよ。怒りが抑えられなくて。俺は無価値な奴を護りたいなんて思った事ねェからさ、ほんとに俺が悔しくて。


─────謝りたかったんだァ、ずっと。

そんで起きたら、手紙だけ置いてあって。ずっと会いたかったソイツが居なくて」



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うぇすとり?ぁー(プロフ) - 大ファンです!完結おめでとうございます!伏線回収も回想シーンも最高でした!自分はアザミちゃんが好きです。 (2021年10月3日 23時) (レス) @page48 id: 9275faa17d (このIDを非表示/違反報告)
ライアミ - めっちゃ泣けたヨ!布団がめちゃくちゃ濡れてんだけど……………ヤバいネ。感動をありがとアル!泣くことや笑うことはストレス発散になるからネ!終わりヨ! (2021年3月28日 1時) (レス) id: 2c479952a6 (このIDを非表示/違反報告)
いくま(プロフ) - 光華さん» コメントありがとうございます。光華さん、いつも自分の作品にコメントしてくださって、本当にありがとうございます!鬼滅作品を思う存分書いた後、すぐに銀魂復帰しますので、約束です! (2021年1月25日 0時) (レス) id: 611a77bbbd (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 完結おめでとうございます!次も鬼滅ですか!銀魂も鬼滅も好きなので!! 銀魂作品更新応援してます!何時までも待ってますんで、虚無感ゆっくり消化してください (2021年1月24日 18時) (レス) id: a571740452 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いくま | 作者ホームページ:http  
作成日時:2021年1月18日 20時

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