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彼女は血を大量に吐き散らし、腹を抑えた。内蔵のひとつやふたつ潰れたのではないか、と疑うほどの威力。それにより個性の「念力」が解かれ、
「！」
彼女が顔を上げると共に、先程のお返しである最大出力の蹴りを右から食らった。彼女はそのままぶっ飛ばされ、念力で粉々にしていた瓦礫の中へ頭から突っ込む。
「はははは！！最初の威勢はどうした！！てめェの個性は動きを封じる事と瓦礫を飛ばす事しか出来ねェんだろう！？つまり近距離戦は不向き！！弱点が分かればこっちのもんよ！！」
その通りである。彼女の個性「念力」は近距離戦に向いていない。距離を取ろうとする事を封じられ、常に敵が目の前にいる状況は、志村Aにとって苦戦する一方であった。
頭から大量の血液が流れる。口の中が鉄の味で広がっていた。瓦礫と体当たりしたのだ。
「なっ何がしたいんだよ！
ボロボロの緑谷が叫んだ。
「俺ァただ暴れてぇだけだ。ハネのばして『個性』ぶっ放せれば何でもいいんだ。覚えてるか？さっきまでのは遊びだ！俺言ってたよな！？遊ぼう！ってな。言ってたんだよ。やめるよ。遊びは終いだ！この女強いもんな。
こっからは………本気の
その瞬間、空気が変わった。緑谷は一目散に洸太の方へ行き、「洸太くん捕まって！！！！！」と叫ぶ。洸太をすかさずおぶった瞬間、
先程とは比べものにならない速さと力だった。本当に「遊び」だったのだ。
この男は「遊び」感覚で殺そうとしていたのだ。
崩壊する瓦礫の下敷きにならないように必死に避ける。避ける事しか出来ない。志村Aの安否を確認するなんて到底無理だった。この状況を打破するには、志村と共闘するしかない。そんな事は緑谷にも分かっていた。
「ん？」
浮いている─────？
まさか、と気づいた時、
「遅いんだよ」
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コミー - お話の内容が好きすぎて一気読みしました。小説の設定、内容、文章の書き方、全て素晴らしくて本当に好きです好きすぎてやばいです！更新待っています！ (3月26日 1時) (
レス) id: d07e4a403b (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま - 銀魂から来ました！あなた様の書く文章大好きです！続き待ってます！！ (3月10日 6時) (レス) id: 34bbee5856 (このIDを非表示/違反報告)
いくま(プロフ) - 瑞樹さん» コメントありがとうございます！凄いなんて嬉しいお言葉、しかも2回も、、笑笑 更新頻度が遅めで申し訳ないです、完結させるので最後までこの作品を宜しくお願い致します！ (6月27日 13時) (レス) id: 00c9f79f13 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹(プロフ) - なんと言う文才……え。凄すぎません？ 凄すぎません？(2回目) 語彙力がなくなるほど素晴らしいとは何事……？ ファンです。応援しています！ 主様も体調にはお気をつけ下さい‼︎ (2023年2月14日 7時) (レス) id: 20e1982af2 (このIDを非表示/違反報告)
いくま(プロフ) - みかんの皮さん» コメントありがとうございます。文章の書き方なのですが、基本の小説は縦読みが普通となっておりますので、その書き方に忠実に従いたいと思っております。あくまで私の書く夢小説は「小説」ですので、そこの所をご理解して頂けたらなと思っております。申し訳ないです。 (2023年1月3日 10時) (レス) id: 00c9f79f13 (このIDを非表示/違反報告)
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