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そう思ったのが間違いだった。
「..お父さん..」
ビニール袋を持つ手が強ばる。
父「その男は?」
「..クラスメイトの..明智くん..」
父「..あぁ、あの東条さんちの息子の友達か」
ペコッと、隣の明智くんが頭を下げたのが分かる。
父「今後とも仲良くしてあげてください」
にこっと笑った父は、「行くぞ」と私に声をかける。
「ばいばい、明智くん」
あぁ、と返事をした明智くんは、この前の睨んでいたような視線だった。
父「..これはなんだ?」
威圧的な態度。
父「はっ..髪の毛を黒く染めて..あの女にでもなる気か!?」
耳を裂くような怒鳴り声。
父「さっきの男いい..お前はほんとにあの女に似たな」
軽蔑的な目
父「男がいなきゃ何も出来ないあの女に」
私はこの男が嫌いだ。
「..明智くんは東条の友達だから別に..」
父「あぁ、東条さんちの正義くんな。
なんだ、お前はあぁいうのがタイプか?
そんな所まであの女に似てるのか?..気持ち悪い」
大きくなればなるほど、向けられるその視線。
小さい頃、お母さんに向けられていた視線と一緒だ。
__ただいま
女の人の声がする。
こんな男だって恋はするのだ。
義母「Aちゃん、あなた帰ってきてたのね」
この人がいると、父は私を怒鳴らない。
義母「ご飯が出来たら呼ぶから着替えておいで」
嫌いだ、吐き気がする。
女々しい父親にも、
..優しい今の母親にも。
「..大っ嫌いだ..」
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ゆっぴー - 兄貴の名前が気になります｡アンケートか固定の名前があるか知りたいです｡ (2021年11月9日 21時) (
レス) @page8 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
おりん(プロフ) - この作品大好きで続きが楽しみです(Ｔ＿Ｔ)お忙しいとは思いますが、更新楽しみにしております(Ｔ＿Ｔ) (2019年11月16日 18時) (レス) id: 8d54446ea7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽかぽか笑顔
| 作成日時：2019年7月16日 14時
