8 ページ8
会議も終わり、皆で警視庁を出る。
コナン「..とりあえず
「うん」
不安で怯えているであろう哀に、簡潔にさっきのことをメールで伝える。
世良「それにしても、なんで6年経った今、復讐を始めたんだろう。あのハンターって人」
小五郎「たまたまに決まってんだろうが!
そんなことより探偵ごっこはこれでお終いにしろよ!
もうちょっとで死ぬとこだったんだからな!
小僧!お前もうろちょろ動き回るんじゃねぇぞ!」
コナン「はぁい」
気の抜けた返事をするコナンを睨みつける。
コナン「..わーったよ、気をつけるから」
私が睨みつけている意味が分かったのか、コナンは頬をかく。
ジョディさん達と帰ってきたと思ったコナンは傷をつけていた。
スケボーで少しこけたんだよ、なんて心配する哀や博士に伝えていたけど。
世良さんだって抱えていたヘルメットに銃弾の傷を。
そんな光景を見て、1つため息が出ていた。
蘭「世良さん、怪我がなかったのは本当に良かったけど..もう、コナンくんを危ない目に合わせないでね..」
小言をひとつ、と思って開いた口を閉じる。
その蘭の表情に、胸が締め付けられた。
世良「大丈夫!コナンくんは僕が必ず守るから。
それに、今のところコナンくんの心臓には弾は当たらないよ」
「わっ..」
視線を足元に落としていると..頭を乱暴に撫でれる。
世良「それは勿論きみも..この子もね」
思わず世良さんを見ると、ウィンクを投げられる。
蘭「私と舞香ちゃんの心臓に当たらないってどうしてだろ..」
園子「蘭なら空手で跳ね返すからじゃない?」
蘭「そんなわけないでしょ!」
もう、と怒る蘭。
コナン「行かねぇのか?」
振り返るコナンは不思議そうに首を傾げた。
「..っ、」
コナン「なんだよ、言いてぇことあるなら」
きゅ、と唇を結ぶ。
..私、やっぱりまだ..
「..あんな蘭を..放っておけない..」
蘭「コナンくーん、舞香ちゃーん?」
少し遠くを歩く蘭が、おいでと手を振る。
コナン「はぁーい!
ほら、行くぞ。
この後、博士ん家で花火だろ」
私の手を引いて歩き出す。
今この体で、
コナンとして 舞香として、結果がどうであれ私たちの関係が変わってしまえば、
..蘭は悲しむ
「..伝えない方がよかったのかな..」
何も知らないままの方が..
1108人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るるるs - 新作キタ━━( *´∀`)・ω・)゚∀゚);゚Д゚)・∀・)゚ー゚) ̄ー ̄)=゚ω゚)ノ━━ !!! (2021年11月21日 1時) (レス) id: 7f6b75982b (このIDを非表示/違反報告)
るるるs - うぉぉおおおおおやっとくっついた!!!!!よかったね!!!! (2021年5月22日 15時) (レス) id: 7f6b75982b (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 作者さん質問してよろしいでしょうか? (2021年5月2日 20時) (レス) id: 322163da4b (このIDを非表示/違反報告)
↑ここなっつ↓(プロフ) - とても面白いなぁと思いながら読んでいたらまさか、専門ですっすさんだったとは!!昔の作品も何度も読ませていただいております!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2021年4月25日 0時) (レス) id: 7a1f209840 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:コナン専門ですっっす | 作成日時:2021年4月18日 21時