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会議も終わり、皆で警視庁を出る。



コナン「..とりあえず黒の組織(やつら)とは無関係みたいだな」



「うん」



不安で怯えているであろう哀に、簡潔にさっきのことをメールで伝える。



世良「それにしても、なんで6年経った今、復讐を始めたんだろう。あのハンターって人」


小五郎「たまたまに決まってんだろうが!
そんなことより探偵ごっこはこれでお終いにしろよ!
もうちょっとで死ぬとこだったんだからな!
小僧!お前もうろちょろ動き回るんじゃねぇぞ!」


コナン「はぁい」



気の抜けた返事をするコナンを睨みつける。



コナン「..わーったよ、気をつけるから」



私が睨みつけている意味が分かったのか、コナンは頬をかく。




ジョディさん達と帰ってきたと思ったコナンは傷をつけていた。



スケボーで少しこけたんだよ、なんて心配する哀や博士に伝えていたけど。




世良さんだって抱えていたヘルメットに銃弾の傷を。



そんな光景を見て、1つため息が出ていた。





蘭「世良さん、怪我がなかったのは本当に良かったけど..もう、コナンくんを危ない目に合わせないでね..」



小言をひとつ、と思って開いた口を閉じる。



その蘭の表情に、胸が締め付けられた。




世良「大丈夫!コナンくんは僕が必ず守るから。
それに、今のところコナンくんの心臓には弾は当たらないよ」


「わっ..」


視線を足元に落としていると..頭を乱暴に撫でれる。



世良「それは勿論きみも..この子もね」



思わず世良さんを見ると、ウィンクを投げられる。




蘭「私と舞香ちゃんの心臓に当たらないってどうしてだろ..」



園子「蘭なら空手で跳ね返すからじゃない?」



蘭「そんなわけないでしょ!」




もう、と怒る蘭。




コナン「行かねぇのか?」



振り返るコナンは不思議そうに首を傾げた。




「..っ、」




コナン「なんだよ、言いてぇことあるなら」




きゅ、と唇を結ぶ。



..私、やっぱりまだ..





「..あんな蘭を..放っておけない..」





蘭「コナンくーん、舞香ちゃーん?」




少し遠くを歩く蘭が、おいでと手を振る。




コナン「はぁーい!
ほら、行くぞ。
この後、博士ん家で花火だろ」



私の手を引いて歩き出す。




今この体で、


コナンとして 舞香として、結果がどうであれ私たちの関係が変わってしまえば、




..蘭は悲しむ





「..伝えない方がよかったのかな..」



何も知らないままの方が..

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るるるs - 新作キタ━━( *´∀`)・ω・)゚∀゚);゚Д゚)・∀・)゚ー゚) ̄ー ̄)=゚ω゚)ノ━━ !!! (2021年11月21日 1時) (レス) id: 7f6b75982b (このIDを非表示/違反報告)
るるるs - うぉぉおおおおおやっとくっついた!!!!!よかったね!!!! (2021年5月22日 15時) (レス) id: 7f6b75982b (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 作者さん質問してよろしいでしょうか? (2021年5月2日 20時) (レス) id: 322163da4b (このIDを非表示/違反報告)
↑ここなっつ↓(プロフ) - とても面白いなぁと思いながら読んでいたらまさか、専門ですっすさんだったとは!!昔の作品も何度も読ませていただいております!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2021年4月25日 0時) (レス) id: 7a1f209840 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コナン専門ですっっす | 作成日時:2021年4月18日 21時

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