異次元の狙撃手【名探偵コナン】

24 ページ24

蘭「あれ、コナンくんと舞香ちゃん。
皆は？」


「皆は後から車で車で来るって！」



蘭「車って..あー！また2人乗りしたんでしょ。
危ないから駄目よ？」



コナン「アハハ..次からは気をつけるよ」



コナンが持つスケボーを見て、蘭は人差し指を立てる。



蘭「あ、今から下の売店に行こうと思ってたんだけど、一緒に行く？」



コナン「ううん、待ってるよ」



「私も」



蘭「そっか、じゃあ行こう園子！」


園子「世良さん、ちょっと行ってくるね」


世良「はーい、宜しく〜」



蘭「すぐ戻ってくるからね」

園子「何かあったら連絡して」


「はーい」



世良「あ、コナンくんと舞香ちゃん。
やっぱり君には弾は当たらなかったみたいだな」



いつもの様子の世良さんに、安心して笑みが零れる。


よかった..



コナン「助けて貰ったお礼を言ってなかったね」



世良「いいよ、蘭くんとの約束を守っただけだけからさ。
それより事件の事なんだけど、犯人は..？」



コナン「まだ容疑者2人も姿を消したままだよ」



世良「そうか..昨日狙撃された時、気になることがあったんだ。
あの時、犯人はレーザーサイトを照射してた。
可笑しいと思わないか!?普通狙撃には使わないよ!?
ターゲットに悟られるし、自分の居場所を晒すことにもなる」



コナン「成程..それでハンターはジ・サツではなく、対決の形を..」



世良「え、どういうこと？」



コナン「ジ・サツの方が捜査を打ち切りにできるし、もっとマーフィーさん達を油断させられるでしょう?
でも、そうしなかった」



世良「そうか..！
あれは犯人が冷徹な真のスナイパーになるための、最後の試練のようなものだったのか..」

25→←23

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す