異次元の狙撃手【名探偵コナン】

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園子「どーう？
我が鈴木財閥が総力あげて建てたベルツリータワーからの眺めは！」



園子の言う通り、青空と共に眺めれる景色。



まさしく絶景だ。



蘭「凄いよ、園子！
誘ってくれてありがとう！」



園子「あんた達も感謝しなさいよ！
普通オープニングセレモニーには関係者以外入れないんだからね」



コナン「よく言うぜ、自分から誘ってきたくせに」



「園子らしいじゃん」



隣のコナンは、呆れた様子で呟いた。




小五郎「おい！そろそろ帰らねぇか？」



蘭「何言ってるの、お父さん！
今登ってきたばっかじゃない」



小五郎「あー！
なんで俺はこんな高い所へ来てしまったんだ！？」



蘭「お父さんもこっち来なよ！
凄いいい眺めだよ〜！」



小五郎「馬鹿言ってんじゃねぇ！
俺はもう帰るからな！」


ブツブツと文句を言いながら歩き出すおじさん。



蘭「そんなこと言って、本当は怖いんでしょ！」



蘭の言葉に足を止めた。




「おじさん、床見てみてよ！」




強がるおじさんの足元は、透明なガラス張りになっていた。



高いの怖い、と騒ぎ立てるおじさんは逃げ回り間違って上へ登るエレベーターに乗り込んでしまった。





「あ〜らら..」



可哀想に..



蘭「ねぇ、園子。
あの建物は？」



園子「あぁ！
あの小さいのは浅草スカイコート！
鈴木財閥とは関係ないわ。
完成しても、せいぜいこの第一展望台程度でしょうね」



元太「じゃあベルツリーの勝ちだな」



園子「あったりまえでしょ〜？
オッホホ〜！」


高笑いする園子に、皆が苦笑してしまう。



歩美「あ、ねぇねぇ。
あの川見て！橋がいっぱい掛かってるよ！」



コナン「あぁ、隅田川だな。
向こうの青いのが駒形橋。
赤いのが吾妻橋。
手前の鉄橋は、東都ベルツリーラインだ」



光彦「あ、電車が来ましたよ！」



元太「かっけぇな〜！」




歩美「あれ？橋の上で止まっちゃうよ？」



光彦「徐行してるだけですよ。
橋を渡ったら、直ぐに浅草駅がありますからね。

あ！ほら、夏休みの宿題！
このベルツリータワーと、その周辺のミニチュア模型を作るっていうのはどうですか！」



元太「おわ、すっげーなそれ！」


歩美「面白そう！
コナンくんと哀ちゃんも一緒に作ろうよ！」



コナン「おい、それって結構大変..」


哀「いいんじゃない？」


「あら、珍しい」



哀からの肯定的な意見。

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