紺青の拳【名探偵コナン】

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Conan.side


リシ「驚いたなっ..あれは僕を試したんだな?」



コナン「全ては5年前..お父さんの事故が計画の始まりだったんだね。


"海洋学者殺し、否認の容疑者一変して罪を認める"


確か、中富さんがシンガポールを訪れたのも、5年前だったよね。
犯人はレオンさんが捕まえ、シェリリンさんが弁護し、有罪を認めた。
ただの偶然だとは思えない」



中富「どういう事だ..?」



キッド「中富海運が所有するタンカーを、手に入れるための罠だったのさ」



コナン「全ては仕組まれていたんだ。
そして、もう1つの罠があったことに..あんたは気がついたんだろ」



リシ「僕も最初は事故だと思っていた。
だが、親父の遺品整理をしていて気づいたんだ。
親父は海底遺跡調査中、偶然海賊王の証"紺青の拳"が眠っている可能性が高い沈没船発見したんだ。
だからまず親父を殺害したんだろ!?
先に引き上げさせないためにな!!」


リシさんのお父さんのニュースは、俺もネットで見た。



溺れた人を助けようとしたら、誤ってクルーザーに跳ねられ命を落とした。




リシ「正義感の強い父なら、必ず助けに入ると睨んだんだっ」




中富「どういうっ..どういう事だレオン！
お前..」




レオン「離せ！..リシくん。君はなにか誤解をしている。
父上を殺害した犯人なら刑務所へ..」



リシ「親父の死に疑問を持った僕は、この国であんたに弟子入りして、予備警察官になった。
そして事故について調べ始めた。
弁護を担当したシェリリン・タンに近づき、禮次郎をネタに弁を譲らないかと持ちかけたら、あっさり教えてくれたよ。
そしてレイチェル..そう、彼女を通して、お前たちの情報は全て筒抜けだったのさ!!」



レオン「ならば、キッドの予告状を貼ったのは何故だ」


キッド「教えて貰おうか」



リシ「紺青の拳..そして身に覚えのない殺人事件。
この2つをぶら下げれば、怪盗はきっとくる。
そしてお前達の計画を邪魔してくれる。

あの高校生探偵の登場は予定外だったが、しっかりと役目を果たしてくれたよ。

中富さん。あんたは盗みの疑いをかけられた所をレオンに救われたそうだが、果たしてそれは偶然かな?
よく考えてみてよ、もしかするとその全てが..!!」




リシさんの言葉に恐怖を覚え、中富さんは叫び声をあげた。

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